寒さでいろいろなところが痛くなるのはなぜ?そんな時はどうしたらいい?柔道整復師の神田先生に伺いました!

寒い時期はどうしても心身共に元気がなくなりがち。
今回は、そんな季節の過ごし方について、株式会社G・B・Sメディカルの代表で柔道整復師の神田大輔先生にお話を伺いました。

冬季に気分が落ち込みやすくなる理由

冬に気分が落ち込みやすくなる理由は人間も生物であるため当然の摂理かもしれません。
夏は日照時間も長くどちらかというと交感神経優位、冬は日照時間も短く副交感神経が優位になります。副交感神経は行動的な神経よりも安静に働く神経ですから、やる気などに影響するが可能性はあります。実際に寒さも関係しますが、冬の方が朝起きるのは億劫なはず。

さまざまなストレスで、心が疲れているかもしれないと思ったらセルフチェック

心が不安定になると、自律神経の乱れからさまざまな症状が現れます。そのため、以下の項目に当てはまることがあれば、心が疲れていたり、ストレスを強く感じたりしている可能性があります。
○夜眠れない、朝起きられない
○人と会うのが億劫になる
○ろれつが回りにくい
○唾液がねばねばする
○味がわからない
○心臓がどきどきしやすい
このような症状がある場合は、ストレッサー(ストレスの原因となるもの)から離れたり、ゆっくり休む時間を設けたりして、心身共に休ませてあげましょう。
それでも症状が続くなど、場合によっては受診するなどの対策をとってください。

風邪をひきやすいタイプ・ひきにくいタイプの違い

風邪を惹起する原要因のひとつは免疫力の低下です。免疫力を低下させる要因は栄養不足、睡眠不足、運動不足だと考えられます。基本的に適度な運動をして、しっかり栄養を摂って、睡眠をしっかりおこなえば、風邪をひきにくくなるでしょう。

寒さでいろいろなところが痛くなるのはなぜ?

気温が下がると血液の循環が悪くなります。体に老廃物が溜まりやすくなり筋肉も硬くなります。それによって関節にも栄養が行き渡りにくくなるため、痛みが出やすくなります。
精神的な面でいえば師走というくらいですから、みな今年中に色々な事を終わらせなくてはとそわそわしています。仕事の締め切りなどに色々な事に追われるのもあり、ストレスから体のあちこちが痛みが出やすくなると考えます。
対策としておすすめなのは適度な運動です。睡眠にも冷えにもいいです。
ウォーキングであれば45分位を目安にするといいでしょう。時間が無いという方は縄跳びを3分2セットするだけでも体はポカポカして、夜も眠れるようになります。また適度なストレッチもおすすめです。
現代では光を過剰に浴びているため交感神経優位になりがちです。そして頭は少し熱い状態が続くのでイライラもしやすくなります。
お風呂で温まった後などは逆に首などを軽く冷やし、夜はスマートフォンやPC、ゲームの画面、携帯電話などをなるべく見ないようにすると精神は落ち着いてきます。
寝る前にはデジタルデバイスから距離を置くようにしましょう。

適度な運動、バランスの良い食事に、生活リズムを乱さないこと。
これらを意識して過ごすことで、心身共にすこやかな状態で冬を過ごしたいですね。

[執筆者]

神田大輔
[プロフィール]
交通事故をきっかけに手技療法家の道に進む。
身体のバランスを見続けて25年。東京都内を拠点に整骨院を6件、キックボクシングジムを1件経営しながら、痛みに苦しむ患者様の痛みを改善するため日々、施術に取り組んでいる。
特に、痛みの根本原因を探し、首や額関節の痛みの軽減、各関節のバランスの改善を得意とする。
YouTube(情熱治療家チャンネル)でも体の悪くなる根本原因を発信している。
世の中から体の不調がなくなることを願って日々奮闘中。
情熱治療家チャンネル

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