陰陽五行説と五臓の考えって知ってる?五行と五臓につながりで自分の不調の原因が見えてくるかも!
漢方の考えの基本ともなる、五つの元素から成る「五行説」と、陰と陽の二つの要素で自然界のものを捉える「陰陽説」、この二つを元にした陰陽五行説。
耳にしたことがある方も多いかもしれません。
今回は、陰陽五行と体のつながりについて、占い師で料理人でもある龍谷翠輝先生にお話を伺いました。
陰陽五行と五臓のつながりとは?!
陰陽五行では木、火、土、金、水の五つの元素と陰陽に分けられるという考えです。
そして五つの元素を身体に応用したものが五臓と呼ばれる考え方です。
五臓六腑の五臓はここからきております。
また、陰陽では、男性は陽、女性は陰と考えられています。
ではここから生理機能との関係を見ていきたいと思います。
相性とは、生み育てる関係でお互い支えあう関係です。
相克とは、相手を抑制する関係になります。
このバランスを保つことが重要になります。
●五行説の「木」にあたる「肝」
気や血の巡りをコントロールします。また自律神経のバランスもつかさどります。
肝血の不足、ストレスなどの情緒失調で肝の機能が乱れると、気血の流れに影響され、妊娠しにくくなることがあります。
●五行説の「火」にあたる「心」
主に心臓のことをさし、血の巡りをつかさどります。
また精神にも深くかかわります。
●五行説の「土」 にあたる「脾」
気血を作り出します。
水分代謝や脂質代謝が乱れると、子宮、あるいはその意周囲の組織を塞ぎ、気血の流れを悪くさせ不妊になります。
排卵しにくい、肥満体質などはこれにあたります。
また、食物を吸収して気血を作り出す役割もあります。
脾の働きが悪いと月経血が充分作られないだけでなく気血不足により月経不順や不妊の原因にもつながります。
●五行説の「金」 にあたる「肺」
呼吸や免疫力をつかさどります。
●五行説の「水」 にあたる「腎」
腎は「生殖をつかさどる」といわれています。
子宮や卵巣の働きに深くかかわっています。
不妊症のほとんどの方が身体や子宮を温める機能が低下し、温陽できないため冷えによる不妊が起こりやすいです。
五行と五臓につながりがあるという考え方は、とても興味深いですよね。
ご自身の不調の原因が見えてくるかもしれませんね。
次回は、多くの女性が悩む月経トラブルとを陰陽五行からお話しいただきたいと思います。
[執筆者]
龍谷翠輝
鳥海流四柱推命鑑定師・認定講師
[占術]
計学に基づく鳥海流四柱推命
相談は恋愛相談や家庭の悩み、人間関係や企業の相談など多岐にわたる。
子供のSOSに対応するため、18才までの相談は無料で行っている。
鑑定は対面から、出張・オンライン・電話が可能。
四柱推命によって導き出された結果や陰陽五行に基づいた食材から導いた料理の提供もしている。
和歌山県御坊市において喫茶店花の里を現在開業準備中。