新生活が始まったけどなんだか馴染めない・・初対面で何を話せばいい?コミュニケーション能力を向上させる方法についてお伺いしました。

新しい年度が始まりひと月が過ぎました。
新しい出会いや環境に慣れたという方もいれば、人間関係に悩んでしまっている方もいると思います。
今回は、アメリカでヒーラーとして活動されているヒロコ・ヒバードさまにコミュニケーションのコツを伺いました。

会話が苦手な人・得意な人がいるのはどうして?

この春より、新たな職場や部署など新しい環境を迎えたという方も多いのでは。
新しいことにチャレンジしたい方、人と会うのが大好きで、初対面でも難なく打ち解け、会話も得意な方にとっては、ひととのつながりがひろがる、ウキウキ、ワクワクする時期ですね。
その反面、変化が苦手、初対面の方と話すのが苦手、友達づきあいが下手で、どう話せばよいのか不安を抱えている方もいるでしょう。
人間関係のストレスにより、心臓がドキドキ、バクバク。
「話せなかったらどうしよう、嫌われたらどうしよう・・・」
など、色々なことを深く考えてしまい、余分なエネルギーを消耗し、不眠になったり、それにより疲労感にお悩みの方もいるでしょう。
では、人と気軽に話せる人と、会話が苦手な人にはどんな違いがあるのでしょう?
人間には陰と陽の2つのタイプが存在します。
どちらも素晴らしい才能・感性の持ち主です。
どちらも長所・短所がありますが、コミュニケーションに関しては得意・不得意に分かれます。

陰と陽、あなたはどっちのタイプ?

陽のタイプはカリスマ的でリーダー派、社交的でインフルエンサーなどに多いタイプです。
いつも元気で笑顔で、声も大きく、おしゃべり好きで、人を惹きつける魅力があり、目立つのが好き。
そして、このタイプは人にどう思われてもあまり気にしない自信に満ち溢れているタイプです。
つまり、コミュニケーション能力に長けており、セールスやマーケティング、プロモーションが得意です。
陽のタイプなら、そもそも初対面の人と接することに戸惑ったり、不安に思ったりすることは少ないでしょう。
反対に、陰のタイプは恥ずかしがり屋、引っ込み事案、物事を深く考えてしまう、思考派、哲学者、理数系に多いタイプです。
寡黙で、一つのことに長時間無言で集中できる職人気質をもっています。
エンジニアや、会計士、集中して一点のことを長時間繰り返すことのできる職人に多いタイプです。
このタイプは一人で時間を過ごすのが好きなタイプです。
よって、人前で話したり、初対面の方と話すことが苦手で、会話のキャッチボールも不得意です。
陰のタイプに該当するあなたは、一体どうすればよいでしょうか?
陰のタイプの方にコミュニケーション能力を高めるためのポイントをご説明したいと思います。

陰のタイプでも大丈夫!コミュニケーション能力を高めるポイント

1:自分が陰タイプであることを理解してあげましょう!
このタイプは、会話が苦手だからダメとか、自分を批判したり、卑下したりしがちです。
なので、まずは、自分は人見知りで、引っ込み思案で、会話・対話が苦手なことを受け入れてあげること。
陰タイプだから会話が不得意で苦手なのは当たり前なのだと理解してあげましょう。

2:事前にシミュレーションをおこないましょう!
陰タイプには計画性がある方が多いので、前もって会話の練習を頭の中でおこなっておきましょう。
時と場合、場所により、前もって想定できるシミュレーションをして、必要であれば質問などをメモに書いておくのもおすすめです。
陰タイプの方は計画性があるので、会話につまってしまった場合の対処法をメモ準備し、人と会う前におさらいをしておくとメンタル面でも安心、安堵感をもたらします。
参考までに、時と場合によりますが、天候に関する話題、
・暖かくなってきましたね。
・桜が綺麗な時期ですね・・・

などが話しやすいでしょう。
他には、
・家族構成は?
・趣味はありますか?
・最近、どのようなドラマや映画をご覧になりました?
・どんな音楽が好きですか?
・何学部だったのですか?
・ペットは飼っていますか?
・最近、どこかいい場所(レストランや旅行)に行きましたか?
・この職場は何年目ですか?

などなど、沈黙が続いて、何か話さなきゃと焦ってしまう状況では、このような質問の準備が役立ちます。

3:人と会う際には笑顔で!
陰タイプは、一般的に真面目に考えすぎてしまい、ついつい笑顔でいることを忘れてしまいがち。
とは言っても、笑いながら深く考えることは不可能ですよね。
「メモがあり、前もって頭の中でシミュレーションしたので大丈夫」と自分に言い聞かせてあげましょう。

4:徹底的に、聞き役に回りましょう!
コミュニケーションをとる相手が陽タイプでしたらラッキーです。
陽タイプはいろいろと自己紹介したり、自分のことを話してくれるはず。
それに相槌をうったり、褒めたりしましょう。
「そうなんですね。すごいですね。羨ましいです・・・」
など、上手に聞き役に回ることで、相手は喜んでくれますよ。
陽タイプは、誰かに話を聞いてもらいたいタイプが多いために、聞き役として話を聞いているだけでも十分、陰タイプとしての役目を果たすことはできています。
無理にあなたから話題を出そうとする必要はありません。

5:相手の服装や髪型、ジュエリーなどを褒めましょう!
これは、何か言わなきゃと焦ってしまうタイプにはおすすめです。
特に、相手が陽タイプの場合には喜ばれるはずです。

6:正直にコミュニケーションが苦手なことを伝えてしまいましょう!
相手も陰タイプの場合には、思い切って正直に、「私、結構人見知りなので・・・」「口下手なんです・・・」「あまり会話が得意ではないので、緊張してしまってすみません・・・」などと、伝えてしまいましょう。
そのように伝えておくことで、相手の気持ちもほぐしてあげられますよ。

7:相手に好印象をもたらすためには、服装に少し淡い色を加えてあげましょう!
例えば、春でしたら優しい色のスカーフだったり、寒い時期でしたらマフラーとか。
陰タイプの方はおとなしめ、控えめな服装が好みのために、ちょっとしたアクセサリーに色を加えて自分の気分も高めてあげましょう。
陰タイプは目を見て離されると照れてしまったり、緊張してしまうので、色のついたイヤリングやアクセサリーなどがあると、相手の視線がそちらにそらされ、話しやすくなりますよ。

8:緊張をほぐすためのアロマをポケットにいれておくのもおすすめ!
緊張をほぐすためのツールとして、お好きなアロマ、エッセンシャルオイルをポケットに入れておき、人と会う前に香りを吸入、そして、耳の後ろに少し塗布しておくことをおすすめします。
これにより、相手からも「素敵な香りですね」などとお褒めの言葉をいただいたりして、会話がはずむ可能性もありますよ。

これらのようなちょっとしたテクニックで、コミュニケーション能力を少しでも高めてあげることが可能です。
人と会う前に緊張感を解放し、できるだけ安心感をもたらすことが大切です。

陽タイプの人にも知ってほしい、コミュニケーションのポイント

もしも、この記事を読んでいる方が陽タイプでしたら、陰タイプの方に出会った時には、最初は相手が「はい」か「いいえ」で答えられるような、2択の質問をするのがおすすめです。
なぜなら、陰タイプの方は、「何が好きですか?」「どう感じますか?」「どう思いますか?」と聞いても、なかなかすぐには返答できないのです。
そのような質問に対する返事も、「別に・・・」とか、「わかりません」とかとなってしまい、雰囲気も悪くなり、その後の会話が続きにくくなってしまう可能性が。
陰タイプは思考派ですので、少し考える時間を与えてあげないと、即答が難しいのです。
相手がすぐに答えられずに焦っていたり、戸惑っている場合には、
「あなたは〇〇って感じますか? 〇〇って思いますか?」
「AとBでしたら、どちらが好きですか?」
などと、質問を変えることで、陰タイプの相手も答えやすくなりますよ。

陰と陽、どちらもすばらしい。でも、自分を変えることもできますよ

何をしても、どこにいても、人間関係はつきものです。
だからこそ、これを良い機会に陰タイプと陽タイプが存在することを学び、お互いが思いやりをもって接してあげることができたら素晴らしいですね。
余談ですが、実はこの私も幼少の頃は、人見知りで引っ込み事案の陰タイプだったのです。
10歳までは人前で話すこともできませんでした。
そんな私を変えてくれたのが、小学校の担任の先生です。
陰タイプの私の性質をそのまま受け入れてくれ、隠れていた才能を引き出してくれたのです。
その結果、短期間で話せるようになり、自信が少しついたことで、1年後には学級委員に選ばれるまでに成長。
その私が10代後半でアメリカに渡り、自分を表現する必要性を強制的に学ばされ、結果として陽タイプに生まれ変わったのです!
コミュニケーションもトレーニングすることで克服できるもの。
そして、自分を変えてあげたいと思ったら、ちょっとしたコツで変えてあげることも可能なのです。

陰タイプの方にとって最も大切なこと。
それは、陽タイプの人と自分を比較せず、自分を批判せず、会話が不得意タイプであることを認めて受け入れてあげること。
コミュニケーションが苦手な人ほど、自分にダメ出してしまい、「何か言わなきゃ、何か話さなきゃ」と、余計に不安感をあおってしまうのです。
これは全くの逆効果!
陰陽タイプのどちらが良いとか悪いとかで判別せずに、単なる性格の違いであることを悟ってあげましょう。
この気づきにより、陰タイプの方もキレイな自分への第一歩を踏み出せるはずです!
ぜひ、お試しくださいね。

[執筆者]

Hiroko Hibbard(ヒロコ・ヒバード)

[プロフィール]
アメリカ在住歴30年の東京生まれのアメリカ人。
肉体や精神、環境などの面において、25年間で学んだアロマセラピー、カラーセラピー、サウンドセラピー、風水などのあらゆるスキルを駆使しておこなうセッションは、アメリカやカナダ、日本などのクライアントからの依頼が後を絶たない。
自分の天性の持ち合わせた性格や性質を宝石になぞらえて診断する『魔法の宝石テスト』を考案。

HEALING HADO
https://www.healinghado.com/

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