髪色を決定するのはメラニン!スキンケアクイズで髪をつくる3つの構造と白髪の仕組みについてお教えします。

世の中にたくさんある美容情報、さまざま知識や情報を「知っておく」こともキレイになるには大切です。
クイズに答えて正しい知識であなたの「キレイ」をアップデートしてみませんか?
今回は髪にまつわるクイズをご用意しました!

30~40代頃から、少しずつ気になり始める白髪。
妊娠や出産を機に増えた!と悩まれている方もいるかもしれません。
グレイヘアが素敵なセレブや芸能人も最近は増えましたが、ちょこちょこ生えてくる時期は悩みの種に。
最近では染毛アイテムも増え、いわゆる染毛剤以外のカラーシャンプーやカラートリートメントなども人気です。
美容室に通ったり、自宅で染めたりする回数を減らすために、これらを使ってでデイリーケアをしている方も多いのではないでしょうか。

私たちの髪の毛は、メラニン色素によって色がついています。
日本人に多い黒髪にはユウメラニンという黒色~褐色のメラニン色素が多く含まれています。
メラニン色素はメラノサイト(色素形成細胞)でつくられ、毛母細胞が髪を作り出す際に髪に取り込まれます。
加齢などにより、メラノサイトのメラニン産生能が低下したり、メラノサイトそのものが減少したりして、白髪になると考えられています。

問題

さて、ここでクイズです。
毛髪は
(1)キューティクル
(2)コルテックス
(3)メデュラ

上記の3構造に分けることができるのですが、メラニン色素が含まれているのはどの部位でしょう?

すぐにわかりましたか?


答えは・・
答え:(2)コルテックス
です!

ちょっと意外かもしれませんが、髪の色素はいちばん外側のキューティクルではなく、コルテックスに入っています。
キューティクルはうろこのような形状で、色はほぼついておらず、半透明なのです。
ここで、通常の毛髪と白髪の毛髪の画像を比べてみたいと思います。

(1)黒髪
真っ黒い毛髪。
うろこ状のキューティクルがびっしりと並んでいるのが分かりますね。
一見、キューティクルそのものが黒いようにも見えますよね。

(2)ダメージヘア
続いて、ダメージヘアを確認してみましょう。
ところどころ浮いている透明のうろこが見えますよね?
これがキューティクルなんです。

(3)白髪
おまけに、白髪を見てみましょう。
色がないので少し見づらいですが、黒髪と同じようにキューティクルがびっしりと並んでいます。

色は違っても、どちらにもしっかりとキューティクルがあり、キューティクルそのものには色がついていないことが分かりますね。

白髪も黒髪も、大切な毛髪です。
きちんとケアして、美髪を目指しましょう!

[執筆者]

船木 彩夏
化粧品メーカー研究員

[出演情報]
2023.12.2 TBSラジオ:井上貴博 土曜日の「あ」

<資格>
・サプリメントアドバイザー
・健康管理士一般指導員
・健康管理能力検定1級

[監修]キレイ研究室編集部

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