赤や黄色、緑…キレイな色には秘密があった?!パプリカについて

15.6.25UP

サラダに、肉料理や魚料理に…食卓を華やかにするパプリカは栄養もたっぷり!

赤・オレンジ・黄色…と、色とりどりのパプリカ。
緑色のピーマンより、甘味が強く食べやすいため、こちらの方が好きだという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、パプリカについてお話しします。

パプリカとピーマンの違いは?

パプリカもピーマンも、同じナス科トウガラシ属の仲間です。

実は、ピーマンとトウガラシ、パプリカは明確に区別されておらず、辛味が多い(強い)もの→トウガラシ、辛味の少ないもの(甘味種)→ピーマン&パプリカ、更にベル型で肉厚のもの→パプリカとされています。
英語にすると、唐辛子:hot(chili) pepper、ピーマン:green pepper、パプリカ:red pepperとなり、どれもpepperが付く同じ種類の食材として扱われています。

私たちが使っている「パプリカ」とは、ハンガリー語で唐辛子を意味するPaprikaが、「ピーマン」は、唐辛子を意味するフランス語のPimentもしくはスペイン語のPimentoが由来とされており、不思議なことに、日本ではさまざまな国の呼び名が混ざった感じで使われているようです。
ピーマン=緑色、パプリカ=赤~黄色と思いがちですが、実は緑色のピーマンは熟す前の姿で、完熟になるとピーマンも、赤や黄色といったカラフルな色になります。

ピーマンもパプリカも、ビタミンCやβカロテンが豊富で、お子さまからお年寄りまで、みんなに積極的に食べていただきたい食材です。

パプリカは、更にピーマンよりも栄養価が高く、ピーマンと比較すると、ビタミンCは約2倍、ビタミンEは約5倍にもなります。
子供たちの苦手な野菜として君臨しがちなピーマンですが、苦みや青臭さが苦手な方も、パプリカなら甘味があってクセが少ないため、食べやすいのではないでしょうか?

ちなみに、ピーマンの苦みの原因となっているのはクエルシトリンという渋みの強いフラボノイド系のポリフェノールで、これにピーマン独自の香気成分ピラジンが加わることで、苦味として感じるようになるそうです。
クエルシトリンは、ドクダミ茶などに含まれる成分で、整腸や高血圧に効果があるとされているので、苦味が大丈夫な方は、ピーマンもしっかり食べましょう!

赤・オレンジ・黄色…パプリカの色の秘密

パプリカの鮮やかな色は、天然色素(カロテノイド)によるもので、パプリカに含まれる代表的なカロテノイドは以下のとおりです。

リコピン
トマトに含まれる赤い色素として有名で、抗酸化力が高くビタミンEの100倍ともいわれています。

βカロテン
緑黄色野菜のほとんどに含まれ、体内でビタミンAに変換されるプロビタミンAのひとつです。

ルテイン
体内では、眼球の水晶体や黄斑部に多く存在します。目の健康を守る効果が高いとして注目を集めています。

ゼアキサンチン
ルテインと同様に、水晶体や黄斑に多く存在し、ブルーライトなどの有害な光から目を守る作用があるとされています。

βクリプトキサンチン
高い抗酸化力を持った注目のカロテノイドです。抗腫瘍作用があることや、脳の中でも特に前頭葉に多く存在することから、アンチエイジングに強いカロテノイドとして注目を集めています。

カプサンチン
高い抗酸化力を有する赤いカロテノイドです。名前は似ていますが、トウガラシの辛味成分であるカプサイシンとは異なり、刺激はありません。

パプリカの色味はカロテノイドによるものなので、赤→カプサンチンが含まれ、リコピン・βクリプトキサンチンが多い、黄→ルテインやゼアキサンチンが多いなど、色により含まれる成分に違いがあります。
パプリカを買うときは、いろいろな色のものを購入すると、たくさんの種類の栄養が摂れますね!
赤・オレンジ・黄色がメジャーですが、ほかにも紫や白・茶など、さまざまな色のパプリカがあるそうなので、見かけた際は是非試してみてください!

調味料としても人気!旬のパプリカを楽しもう

その高い栄養価と、鮮やかな色味が特徴のパプリカは、生食はもちろん、様々な料理に使用されていますが、実は調味料としても利用されています。
まずは、真っ赤なパプリカを粉状にしたパプリカパウダー
真っ赤なパウダーは、一見チリペッパー(粉唐辛子)のようですが、辛味はなく、ハンガリーでは肉料理や魚料理、パエリアなどに幅広く利用されています。
もう一つは、真っ赤なパプリカを塩漬けにしたマッサ・デ・ピメントと呼ばれるパプリカペースト
こちらは、ポルトガル生まれの調味料で、肉料理やパスタなどに幅広く利用されているそうです。
保存のきく調味料を用意しておけば、いつでも鮮やかなパプリカの色味や風味を楽しみつつ、その栄養を摂ることができるので、とても便利ですね!

パプリカは、美味しいだけでなく、食卓に彩りを添え、栄養価も高いというとても優秀な野菜です。
その高い抗酸化力から美肌やアンチエイジングにもおすすめですが、疲労回復効果も高いので、夏バテになる前に、ちょうどパプリカが旬を迎えるこの時期に、積極的にメニューに取り入れましょう。

夏場はあっさりとした麺類で済ませる機会が増え、栄養バランスが偏りがちですが、パプリカを使ったメニューを加えることでぐっとバランスが良くなるので、おすすめです。
(キレイ研究室 研究員:船木)

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