スタイル美人の秘訣は「座り姿勢」にあり!美姿勢のポイントとおすすめ体幹ケア

スタイルがいいといわれる人に共通していることって何でしょうか?
足や腰が細い、メリハリがある、手足が長いなど、いろいろなことが思い浮かぶかもしれませんが、実は一番重要なのは「姿勢」なのです。
今回は、日本コアコンディショニング協会 副会長の石塚利光さまにお話を伺いました。

スタイル美人の秘訣、それは「姿勢」

「なんとなくスタイルが良く見える」「すらっとして美しく見える」そんな人に出会ったことはありませんか?彼女たちは、必ずしも足が長かったり、ウエストが細いわけでもありません。
では、なぜ周囲から「スタイルがいい」と思われるのでしょうか?
実は、その秘訣は「姿勢」にあります。特に、座り姿勢が美しい人は、どんな所作もキレイに見えるものです。
つまり、立ち姿勢や歩き方を気にする前に、まずは座り方を見直すことが、美しく見えるための第一歩なのです。

「なんとなくスタイルが良く見える人」の共通点

「スタイルがいい」と言われる人の多くが持っている特徴は、骨盤が正しいポジションにあることです。
例えば、以下のような方をイメージしてみてください。
・背筋がスッと伸びている
・胸が自然に開いている
・お腹が引き締まって見える
・首が長く、すらっとした印象を与える
どれも、無理に身体を作り込んでいるわけではなく「姿勢が整っている」ことで、スタイルの良さが際立っています。
逆に、どんなに細くても、猫背だったり、背中が丸まっていたりすると、スタイルが良く見えません。

「座り姿勢」がスタイルの良さを左右する理由

なぜ「座り姿勢」がそんなに重要なのでしょうか?
実は座ったとき普段なにも意識していない場合、骨盤は後傾しやすいのです。
骨盤が後傾すると、背中が丸くなります(猫背)。
そして、頭が前に出てきます(ストレートネック)。
さらに、お腹がポッコリ出て見えます。
この状態では、どんなにがんばって運動をしても、美しく見える姿勢にはなりません。
骨盤が後傾しやすい座り姿勢でも、骨盤を立て正しいポジションに戻し、体幹を安定させることが出来れば、自然と立ち姿勢や歩き方も美しくなるのです。
つまり、スタイルアップの秘訣は「座るときの骨盤の位置を意識すること」にあるのです。

座り姿勢を整えるための3つのポイント

1.骨盤の位置を意識する
・椅子に座るとき、座面にあたるお尻の「座骨(ざこつ)」を感じるように座る
・腰を丸めず、骨盤を立てる
・背中が反りすぎないように、軽くお腹に力を入れる
これらを意識するだけで、座り姿勢が劇的に変わります。
2.ひざの角度は90度を意識
ひざが前に出すぎたり、足を組んだりすると骨盤が歪みます。
座るときは、足の裏をしっかり床につけ、ひざが90度になるように調整することが大切です。
3.座りっぱなしにならないようにする
長時間デスクワークをしていると、どうしても姿勢が崩れがちです。
30分に一度は立ち上がり、軽く背伸びをするだけでも骨盤が後傾するのを防ぐことができます。

座り姿勢を整えるために「ストレッチポール」を使うのがおすすめ

「気をつけているつもりだけど、やっぱり座り姿勢が崩れてしまう・・・」という方には、ストレッチポールを使った体幹ケアがおすすめです。
ストレッチポールを使うメリット
・骨盤を自然な位置にリセットできる
・背骨が伸び、胸が開き本来の良い姿勢を取りやすくなる
・肩甲骨の位置が整い、美しい背中をつくる
ストレッチポールの上に仰向けで寝るだけで、骨盤と背骨が自然な状態に戻ります。
特に夜のリラックスタイムに5分間取り入れるだけでも、姿勢の変化を実感しやすくなります。
もし、ストレッチポールをお持ちでない場合、ストレッチポールを導入いただいている施設やクリニックで体験することが可能です。是非、一度お試しください。

「スタイルがいい人」は日々の体幹ケアを習慣にしている
姿勢を整えることは、特別なトレーニングをしなくても、日常の意識だけで変えられるものです。
そして、正しい座り姿勢を意識することで、自然と立ち姿勢や歩き方も美しくなります。
最後に、今日から実践できるポイントをおさらいしましょう。
・椅子に座るとき、骨盤を立てる
・ひざの角度を90度にする
・定期的に背伸びをしてリセットする
・ストレッチポールを活用する
毎日の小さな積み重ねが、スタイルの良さにつながります。ぜひ、今日から「座り姿勢を意識する習慣」と上記の実践ポイントを始めてみましょう。

執筆者

石塚 利光
国内最大規模の運動指導者団体 日本コアコンディショニング協会 副会長
ペンシルベニア州立カルフォルニア大学大学院 修士号 / 元福岡大学教員

アメリカンフットボール USAチーム、プロバスケットチーム「名古屋ファイティングイーグルス」(Bリーグ)、プロ女子バレーボールチーム「クインシーズ刈谷」(Vリーグ)、空手形日本代表本 一将選手・・・など、トップアスリートへの指導実績多数
日本コアコンディショニング協会では副会長として運動指導者への指導やストレッチポール(R)などの体幹ケアツールの使用方法を監修。
また、株式会社LPN「アシスティック(R)」は元水泳日本代表トレーナー、現ウエイトリフティング日本代表トレーナーの桑井太陽氏と共同開発をおこなうなど、トレーニングアイテムの開発にも従事している。

体幹ケア
https://taikancare.com/

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