【後編】毎月憂鬱になるPMS・・上手くつきあうにはどうしたらいい?ローズを使ったケアについて教えていただきました。

女性に多い悩みのひとつ、PMS。
毎月憂鬱になるという方も多いのではないでしょうか。
今回は、ローズを使ったケアについて、ローズリンク株式会社 代表の今井通子さまにお話を伺いました。

女性に愛されるローズの魅力


ローズが女性ホルモンに効果があることは、古くから研究され、論文や文献の中でも多くの報告があります。
例えば、ローズオイルには女性ホルモンをただ増やすだけでなく、自然なリズムに戻してくれるという効果が報告されています(出典:Julia Lawless著 Rose Oil(1995) Thorsons Publishers)。
他にも、ローズの精油に閉経周辺期の女性の唾液に含まれるエストロゲンの濃度を向上させる効果と、それにより閉経周辺期に起こるさまざまな症状を和らげる効果が示唆されています(出典:Acta Med. Nagasaki 62: 49−54(2017))。
ローズの香りが多くの女性から支持を受けるのも、ローズの芳香成分の薬理作用が女性にとって大切だから!ということでもあるのかもしれません。

実践!ローズを使ったおすすめのケア

続いて、ローズオイルを使ったケア方法を3つご紹介いたします。
1)ローズオイル(食用)の香りを楽しみながら白湯や紅茶に混ぜて飲んでみましょう。
 ローズオイルやエキスの入ったカプセルなど、サプリメントでもよいでしょう。
2)ローズ精油入りのオイルでスキンケア、ボディケアをする。
お風呂にローズ精油やオイルを浮かばせて入るのもおすすめです。
ローズの香りにつつまれながらおこなう深呼吸や瞑想を日々の習慣にしましょう。
とてもリラックスできますよ。
3)ローズを使用したフェムケアをおこなう。
フェムケアとは女性特有の器官のバストやデリケートゾーン周りのケアのこと。
デリケートゾーンは、吸収率が腕の40倍以上ともいわれています。
そのため、ローズオイルを塗ったりマッサージしたりすることで、さまざまな効果が期待できます。
バストもデリケートゾーンも普段はあまり触れないところです。
放置状態になっている方が多いのが現実ではないでしょうか。
お風呂上がりに数分の時間を使って優しくケアしてあげるだけで、心も体もリラックスできます。
さらに、マッサージをすることで血行が良くなり、冷えやむくみの改善といった効果も期待できます。

ローズを使ったケアをおこなうことで、女性ホルモンが整い、女性らしさが磨かれます。
ローズウォーター(ローズを蒸留し抽出した水)を肌に塗布することで、幸せホルモンのひとつとされる、β―エンドルフィンの産生が促されるという報告もあります(出典:特許公報(B2)_β―エンドルフィン産生促進剤)。
「幸福を感じる!」
そのような嬉しいことをローズケアで感じてください。
ぜひ日常にとり入れていただけたらと思います。
一つ注意していただきたい点は、ローズ精油はその1適のために50本ほどのバラの花びらが必要といわれるほど希少性が高く、その分値段も高いです。
そのため、偽物が非常に多く出回っています。
「天然」「オーガニック」であることを確認したり、信頼できるメーカーのものであるかを確認して購入し、使用することをおすすめします。

[執筆者]

ローズ療法家 今井通子
ローズリンク株式会社 代表取締役 

数ある植物のなかでも、心と体への幅広いアプローチ力をもつローズに着目。
ローズ一筋に20年以上に渡り学びと研究をおこなっており、オーガニックローズがもたらす効果を脳科学、解剖生理学に基づいて分析し実践を通してメディカルローズ®の普及につとめている。
現在ローズオイルの効果効能のエビデンス取得を本格的に進めるため長崎大学大学院医歯薬学総合研究科に研究協力員として在籍している。
こだわり抜いて自ら創り上げたアイテムを使用したメディカルローズ®メソッドを開発。
エステサロン、クリニック、など全国170店舗(2023年10月現在)のサロンにローズメソッドを導入し、高い実績を上げている。

メディカルローズカレッジ
https://medicalrose.com/

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