急増中!マスクが原因の肌トラブル!「ニキビ・吹き出物・乾燥」予防するには?

マスクが手放せない日が続いています。
マスク着用がスタンダードになりつつありますが、マスクが原因の肌トラブルが起こっている方はいませんか?

急増中の肌トラブル! 「マスクネ」「アクネメカニカ」って何?


maskne(マスクネ)とは、『mask(マスク)+acne(ニキビ)』から生まれた造語で、マスクを使用することによってできてしまうニキビをはじめとする肌トラブルのこと。
maskneは、Urban Dictionary(俗語や慣用句のクラウドソーシングオンライン辞書。1999年開設)にも掲載され、コロナ禍の中、欧米で注目を集めるワードのひとつとなっています。
今、マスク着用が原因でニキビや吹き出物ができたり、乾燥や発赤、肌あれなどが起こったりといったトラブル、「マスクネ」が増えているのです。
「マスクネ」のひとつとして懸念されるのがacne mechanica:アクネメカニカと呼ばれる、物理的な刺激が原因で発症するニキビです。
一般的なニキビ(尋常性ざ瘡)は、ホルモン、皮脂量や遺伝的素因に関係してできますが、アクネメカニカは皮膚に対する圧力や熱、摩擦など、物理的な刺激によって形成されます。
アクネメカニカはスポーツ選手によく起こる(ヘルメットやパッドなどと皮膚との摩擦が原因)とされますが、コロナ禍の現在はマスクによる摩擦が原因で起こる例が増えているそう。
鼻やゴムひもの当たる部分など、マスクと肌が長時間接触する部分に気を付けましょう。
また、マスクの内側にこもる熱や湿度、付着した唾液が原因で、雑菌などが増えてしまうことも「マスクネ」の原因となります。
こんなにも肌トラブルを起こしやすいマスクですが……。
未だコロナウイルスの影響は残っており、マスクを外して生活を送るのは難しいですよね。
「マスクネ」を防ぐためには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか?

「マスクネ」予防のためにできること

1:顔を洗い過ぎない

洗顔料を使った洗顔を、朝晩2回されている方は多いと思います。
ですがウイルスの付着やマスク着用による不快感を気にして、外出先から戻るたびに、もしくは数時間おきに洗顔されているという方は、洗顔のし過ぎです。
過剰な洗顔は、肌のうるおいを奪い、バリア機能を乱し、肌を乾燥させてしまいます。
汗や汚れが気になるときは水やぬるま湯でさっと洗い流す程度にして、洗顔料を使用した洗顔は1日に2回程度にとどめましょう。

2:スキンケアは保湿を重点的に

マスクが触れる部分は、マスクに皮脂が吸着され、肌が乾燥しやすくなります。
また、マスク内は高温多湿ですが、マスクを外した直後から口周や頬の水分が蒸発し、その際に肌のうるおいまで奪って蒸発してしまいます。
うるおいを与えることと保持することを考えた、ていねいな保湿を心がけましょう。
さっぱりとした化粧水だけではなく、夏場には避けがちなクリームや乳液など油分を含んだものも使用して、うるおいを逃さないケアを。
また、マスクが直接触れる部分には少量のワセリンなどを塗って擦れないようカバーすると、アクネメカニカの予防になります。

3:肌に合った素材を選ぶ

肌にマスクが触れることで皮膚炎を起こすことがあります。
サージカルマスクは不織布でつくられていますが、不織布は文字通り繊維が織り込まれていないため、細かな繊維が肌に触れ、刺激となってしまうことも。
コットンガーゼタイプのものやシルクタイプのマスクも販売されていますので、肌にソフトな素材のものを選びましょう。
サージカルマスクを使う際に、肌当たりの良いガーゼなどを一枚挟んで使用するのもおすすめです。
水分も吸湿してくれますし、マスク内に空間ができ、呼吸も少し楽になりますよ!
汚れが気になるときも、ガーゼを変えることができるので便利です。
また、小さすぎるマスクは摩擦の原因にもなるので、サイズにも気を付けましょう!

4:マスク内の汗をこまめにふき取る

今の季節はマスクを着けて外を歩くと、暑さでマスク内は汗でびっしょりに……。
通常は汗をかいたらタオルなどで拭くと思いますが、マスク内の汗も同じように拭きましょう。
かいた汗をそのままにしておくと、汗に含まれる塩分やアンモニアなどの成分が「汗をかく→蒸発」を繰り返すうちに肌の上で濃縮されることにより、皮膚が刺激されて肌トラブルの原因になります。
清潔なタオルやハンカチで上から抑えるよう、やさしく汗を拭いてくださいね。

5:マスク内のメイクは控えめに

マスク内は蒸れて、しっかりメイクをしてもとても崩れやすい状況です。
メイクがマスクにこすれて毛穴に押し込まれたり、高温多湿で蒸れたりすることで、肌トラブルの原因にもなってしまいます。
また、メイク品でマスクが汚れてしまうことも肌にはよくありません。
マスク内のメイクは極力控えめにするのがおすすめです。

6:マスクは清潔に

布マスクを1日使った後は、きちんと洗って乾かしましょう。
形が崩れたり、ゴムの部分が伸びたりしやすいので、手洗いが基本。
中性洗剤を使い、優しく押し洗いしましょう。
※ガーゼマスクのもみ洗いは推奨されていません。
[経済産業省公開の動画参照]

また、マスクを洗う際には、感染を防ぐためにも他人のマスクを一緒に洗うことはせず、1枚ずつ洗うようにしましょう。
そして、マスクを洗った後は、手を洗うことも忘れずに。

まだまだ長く付き合っていかなければいけないマスクですが、使い方や選び方によっては、肌トラブルの原因ともなってしまいます。
スキンケアを怠らず、清潔なマスクを正しく使い、トラブル知らずで過ごしたいですね!

[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

関連記事一覧