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そもそもマナーってなに?どんな風に考えたらいい?今回はさまざまなビジネスシーンで必要なマナーについてお伝えします!

お客さまをお迎えする、上司が変わる、異動となる…
さまざまなビジネスシーンで、ビジネスマナーを学んでおけば良かったと思うことはありませんか?

今回は、そんなときに役立つマナーの心得や気持ち良く職場で過ごすためのコツを、研修講師である浪越あゆみさまにお伺いしました。

そもそもナーとは?

マナーとは人と人との関わりで、TPOに合わせた行儀や作法・所作のことです。
ビジネスマナーとは、ビジネスをスムーズに進めるための礼儀や作法・所作といえると思います。

型にはめられたマナーは、「こうするべき」「こうせねばならない」という風に、押しつけに感じる方も多いのではないでしょうか?

私が研修の際に気を付けていることは、強制にならないようにひとつの方法としてお伝えをし、なぜそうした方がいいのか?などの事例を交えながらお伝えすることを意識しています。もちろんビジネスの中で明らかにNGな行為や言動などはお伝えします。

皆さんは、マナーを学ぶ際にどんなことを思いますか?
人それぞれ考え方や常識が違うので100%理解するのが難しいこともあると思います。

マナーを学ぶ際に、まずは自分が納得したものや、確かにこれをされるとビジネスをする上で支障がでると思うことを自分はしないという感じで、自分の中のビジネスルールを創り上げていくといいと思います。

自分がされて嬉しいことを次は自分がやってみる。
自分がされて嫌なことは人にはしない。
自分がどう思うかを基本にビジネスマナーについて考えてみるのもいいかもしれません。ここで私が大事にしたいことは、自分がされて嬉しかったことが決して相手も嬉しいとは限らない。
そして自分が嫌と感じたことが相手も同じように嫌と感じるとは限らないということを忘れてはいけないと思っています。
先程もお伝えしたように、人によって価値観は違うので、自分の物差しで相手を判断したり否定することで、そこから人間関係が悪化してしまう恐れもあります。
マナーとは押し付けるものではなく、相手に求めるものでもなく、自分がどうしたいかという気持ちが大切だと思っています。

好印象をもってもらうために意識したいこと5点

1.挨拶
自分の機嫌や好き嫌いで挨拶する人を決めるのではなく、『明るく いつも 先に 伝える』ことを意識してみる。

挨拶をされて嫌な気持ちになる方は少ないと思います。
自分が挨拶をされて嬉しい気持ちや、ヤル気に繋がると感じることが多ければまずは自分から挨拶をしてみてはいかがでしょうか?

2.返事
名前を呼ばれたら返事をする。
『名前を呼ばれたら面倒な頼み事をされるから返事をしない』ではなく、まずは名前を呼ばれたら返事で答えてみる。

無理難題な頼み事や答えに困る質問をされたとき、返事をしない方も多いと思います。この場合も、逆の立場で考えてみてはいかがでしょうか?

例えば自分が何か用事があって「●●さん」と呼んだときに、相手が返事をしてくれなかったり、返事をするまでに間が空き過ぎていたらどう思いますか?

他には何か手伝って欲しいときに「●●さん今日一緒に手伝ってもらってもいいですか?」と言ったときに、黙ったり嫌そうな顔をされたらどう思いますか?

頼み事をされたときに、それを手伝えるのであれば返事はできると思いますが、出来ないときは返事をしたくないと思います。

でもこのときの返事は、手伝いますよ!!の意味の返事ではなく、言っていることが聞こえました・理解しましたという意味でまずは「はい」と返事してみる。

その後に、「申し訳ございません、本日は・・・」という感じで手伝えない理由を述べると、頼んだ側の気持ちも変わってくると思います。

3.仕事に対する向き合い方
例えば
・お客さまの前・商談中にあくびをする
・足を組む
・腕組みする
・言葉遣い(ため口やくだけた方言)の乱用
・遅刻する
・職場のルールを守らない(職場のルールがつくりっぱなしではなく社員が理解していることが前提)

これらのことをされたら、あなたはどう思いますか?これらの言動を不快を感じたのなら、同じことはしないように心がけたいものです。

4.身だしなみ
相手が不快に感じるような服装や髪型になっていないか、会う前にもう一度よく考えてみる。清潔感やTPOに合った服装を心掛ける。
心配な場合は、事前に先輩などにこんな感じの服装で伺おうと思いますが、大丈夫でしょうか?と聞いてみるのもいいと思います。

5.目を見て話す(挨拶)
目を合わせて話さないと気持ちや思いは伝わりにくいと思います。
目をみて挨拶をすることで相手に気持ちが伝わり、自分を受け入れてくれているという気持ちにもなると思います。
相手にお臍を向けて会話をしたり挨拶をすることでコミュニケーションも取りやすくなります。
背後から話しかけてられても、目を合わせず「はい」「いいと思います」「分かりました」など声だけで伝えるよりも、目を合わせて「はい」「いいと思います」「分かりました」と言うだけで相手が受け取る印象も変わってくると思います。

いかがでしょうか?これらのことを意識するだけでも大分変わると思いませんか?
どれも難しいことではないため、ぜひ、明日から意識してみてくださいね。

[著者]
浪越あゆみ

経歴
研修講師歴 12 年
マナーアドバイザー、アンガーマネジメントファシリテーター・アンガーマネジメント叱り方トレーナー
・アンガーマネジメントキッズインストラクター・石田勝紀ママカフェ認定ファシリテーターの資格をもつ。
元 CA の経験を活かし、これまで約 4 万人の方へ研修や接客アドバイスなどを行う。
「研修のための研修ではなく職場で実践したくなる研修」がモットー。
企業や学校関係での研修の他に大学の非常勤講師としても活動する。

Instagram(@ayumi_namikoshi)
https://www.instagram.com/ayumi_namikoshi

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