立ち上るフレーバーがたまらない!暑い季節にぴったりなコールドブリューコーヒーの美味しい淹れ方について教えていただきました。

蒸し暑くなると、アイスコーヒーがおいしく感じますよね。
最近はコールドブリューコーヒーと呼ばれる水出しコーヒーを出すカフェも増えています。
実は、コールドブリューコーヒーっておうちでも楽しめるのです。
今回は、ハワイコーヒーカンパニーの松下さまにフレーバーコーヒーの魅力とコールドブリューコーヒーについてお話を伺いました。

話題のフレーバーコーヒーって知ってる?

フレーバーコーヒーってご存じですか?
飲まれたことはありますか?
馴染みがないかもしれませんが、実は昨今、色々なところで楽しめるようになりました。
大手コンビニのカウンターコーヒーにはトッピングとして、ナッツ系のフレーバーが用意されていたり、PETボトルやチルドカップでもフレーバーが添加されたコーヒーが販売されていたりしています。
ただし、ここでは、最初からコーヒーに、バニラやナッツ系、チョコレートやバニラなどのフレーバーのついたコーヒーにフォーカスをさせて頂きます。
フレーバーコーヒーはアメリカ西海岸やハワイでは一般的なコーヒーで、特にハワイでは、コーヒーの販売量の30~40%程度がフレーバーコーヒーともいわれており、スーパーでも当たり前に見かけるコーヒーです。
ハワイのお土産として買った、貰ったという方も多いと思います。
「コーヒーに、フレーバーを付けただけでしょ!」と思われるかもしれません。
しかし実は、コーヒーの味とフレーバーとのバランスを作るのは、大変に難しいのです。
日本で一般的に販売されているコーヒーは、苦みが強いですが、これは主に焙煎(コーヒーを煎る)の強さと、使っているコーヒー豆の種類に由来しています。
しかし、フレーバーコーヒーに使用しているコーヒーの焙煎は、日本の一般的なコーヒーのそれと比べて、焙煎が浅いのが特徴で、これが、フレーバーと非常にマッチします。
焙煎は浅めですが、コーヒーとしての味も、程よい酸味と苦み、コクもあり、しっかりしています。
これは、焙煎の違いと、フレーバーコーヒーがアラビカ種という、“高級”と称されるコーヒーを主に使用していることが要因と考えられます。

甘みも感じられるのにカロリーゼロ! フレーバーコーヒーの魅力

続いて、フレーバーコーヒーの魅力についてお話ししていきます。
まず、コーヒーの袋を開けた瞬間に、初めての方には衝撃的ともいえる、強い香りを体験します。
そしてコーヒーを淹れているときに湯気から漂ってくる香りで、気分はすっかりハワイです。
飲んでみたら、ちょっとびっくり!・・・味はもちろん、ちゃんとコーヒーなんです。
ですが、香りは甘いし、コーヒー自体も前述の通り、焙煎弱目で苦みが少ないので、普段は甘味料やミルク系を入れてコーヒーを飲んでいる方も、フレーバーコーヒーはそのままブラックで飲めるという方が、特に女性で多いです。
フレーバーコーヒーの特徴を“甘いけど甘くないコーヒー”と表現してくださった方がいらっしゃいましたが、絶妙な表現だと思います。
そして、フレーバーで甘みを出しているだけなので、カロリーもほぼゼロのまま。
ダイエットや体型が気になる女性にはうれしいですよね。
ダイエット中に甘いものが欲しくなったときなど、是非お試しください。

ちょっとリッチな気分になりたいときにおすすめです

日本で流通しているフレーバーコーヒーは、ハワイや米国本土から輸入されているものが多く、米国の物価高や為替の影響で、日本の一般的なコーヒーと比べると、高めの価格設定になっています。
そのため、普段は、一般的なコーヒーを飲んでいるけど、週末などリラックスしたい時や、何か嬉しいことがあった時にご褒美的に飲んでいるという使い分けをされている方が多いと思われます。
これからまた暑い夏がやってきます。
フレーバーコーヒーを水出し(コールドブリュー)で飲むというのはいかがでしょうか?
麦茶のように、ポットにコーヒーと水を入れて、お好みで3~4時間程度おいておくと、フレーバーコーヒーで水出しコーヒーが楽しめます。
お湯で淹れるときよりも少しフレーバーは弱くなってしまいますが、非常にすっきりとしたコーヒーを味わうことができ、これからの暑い季節におすすめです。
苦いコーヒーは苦手という方にもコーヒーを楽しめる飲み方だと思います。
家でも簡単に楽しめるので、是非おためしください。

●コールドブリューコーヒーの淹れ方
用意するもの
・ポット
・水:500ml
・コーヒー豆(粉末にしたもの):40g
・紙パック(お茶用のものでもOK)

1:コーヒーの粉をパックに入れます
2:水の入ったポットへパックを入れ、冷蔵庫又は常温で3~4時間おいて抽出します
 ※お好みで時間や分量は調整してみてください
3:出来上がったらパックを取り除き、完成です

そのままストレートでも、牛乳や豆乳でラテにしても楽しめます。
フレーバーコーヒーをコールドブリューで味わうなら、バニラマカダミアやヘーゼルナッツのフレーバーがおすすめです。
ぜひ、おうちでカフェ気分を楽しんでみてくださいね。

[著者]

松下 弘
ハワイコーヒーカンパニー合同会社
日本担当GM

1966年静岡県浜松市出身。大学卒業後、大手酒類メーカーや外資系清涼飲料メーカーを経て、2020年6月に設立されたハワイコーヒーカンパニー日本法人のGMに就任。
同社の看板ブランドであるライオンコーヒーにフォーカスし、日本市場での戦略策定から市場実行まで、ハワイ本社と日本の代理店と連動しながら、一人で推進している。
趣味は、ソロキャンプに行って、焚火を見ながらライオンコーヒーを飲むこと、ラグビーを観戦しながらライオンコーヒーを飲むこと、SUPで海をウロウロしながらライオンコーヒーを飲むこと。

ライオンコーヒー日本語インスタグラム
https://www.instagram.com/lioncoffee_japan/

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