笑顔でいるといいことばかり!笑顔がもたらす10個のメリット
もうすぐ今年も終わりです。
新しい1年を、とびっきりの笑顔で迎えてみませんか?
今回は、笑顔の持つ不思議なチカラについてお話ししたいと思います。
この記事を読み終わると、あなたも思わず笑顔になっちゃうかも!
笑顔ってすごい!! 笑顔がもたらす10個のベネフィット
英国の心理学者であるJeremy Dean氏は、自身が主催するブログ「PsyBlog」において、“10 Hidden Benefits of Smiling”の中で笑顔の生み出す影響について、分かりやすく解説されているのでご紹介します。
1. Get others to trust you:信頼を生む
笑顔の人は、心の豊かさや社交性の両方で高く評価されるそうです。
笑顔を見せることで、相手に「あなたを信頼しています」という意思表示ができるため、相手との関係を築きやすくなるのです。
笑顔は最も有能なコミュニケーションツールといえますね!
2. Smile for leniency:寛大な対応を得られる
ある調査によると、罪を犯したり、ルールを破ったりした後に笑顔を浮かべる人は、そうではない人より寛大に扱われる傾向があるそうです。
確かに、いたずらやズルをしちゃった子どもでも、かわいい笑顔を向けられると、怒りづらくなって許してしまう……なんてことはよくあるのではないでしょうか。
3. Recover from social slip-ups:人前でのうっかりミスから立ち直る
2人の記念日を忘れてしまったり、名前を呼び間違えたり…といったうっかりミスをしてしまい、恥ずかしさを感じることってありますよね。
そんなときの照れたような笑顔は親近感を得ることができ、相手からもそれほど気にされることなく済むそうです。
2.3.をみても、失敗などをしてしまった後に笑顔でいることは、とても重要なようですね!
4. Because otherwise I’ll feel bad:笑顔でないと気分が悪くなる
人は、誰かの良いニュースを聞いたときに無表情でいると、無表情でいたことに罪悪感を持ち、さらに周りから自分が悪く思われてしまうのではと考えるようになってしまうようです。
笑顔でいるということも、礼儀のひとつなのかもしれませんね。
5. Laugh off the hurt:苦痛を笑い飛ばす
とても笑顔になるような気分ではないような苦痛を感じるときでも、無理やり笑顔をつくることで、少し気分を上げることができるそうです。
表情フィードバックと呼ばれる仮説ですが、表情がフィードバックされて、その感情を引き起こすとされるもので、笑顔をつくることで、以前笑顔になったときの気持ちに近づけるのだとか。
苦しいときこそ笑顔で……なんてよく言われていますが、理にかなったことなのかもしれません。
6. Grin for insight: “ニヤリ”とすれば洞察力アップ
緊張してしまうと、視野はどうしても狭くなりがち。
ですが、笑顔になることで気分が良くなり、柔軟性や物事を全体的にとらえる能力が高まるということが検証され、明らかになっています。
にやりと笑うことで洞察力がぐっとアップするなんて、不思議ですね。
7. Smile for sex:性的魅力のための笑顔
実は笑顔による魅力に関しては、性別によりちょっとした差があるようです。
女性が笑顔になると、その効果は男性に対して魔法のような効果があるそうですが、反対に男性が笑顔になっても、同じほどの効果は得られないとの報告があります。
男性の場合、男らしさやプライドを示す方が魅力をアピールできるのかもしれません。
あなたが女性であるなら、その笑顔をどんどん利用して魅力をアップさせちゃいましょう!
8. Hide what you really think:本心を隠す
これまではウソの笑顔は口元だけがカーブを描くもので、デュシェンヌ・スマイルと呼ばれる本物の笑顔は、目元までもがアーチ形になるといわれていました。
しかし、最近はデュシェンヌ・スマイルをも偽ることができるといわれています。
目元のほかに、笑顔で本心を偽るのに重要なのが、笑顔になるタイミングだそうです。
笑顔が顔面に広がるのに、0.5秒ほどかけるとより本物だと受け止められるのだとか。
もし本心を隠したいなら、練習あるのみ!?
9. Smile to make money:お金儲けのための笑顔
日本では少ないかもしれませんが、チップ制の仕事をするウェイトレスなどの職業の方は、笑顔の方が多くの報酬を得られるそう。
直接報酬に結びつかなくても、接客業の方は笑顔が素敵な人の方が評価されるのではないでしょうか。
営業スマイルなんて言葉もありますよね。
ただし、笑顔を無理やりつくることを繰り返すと、本当の自分の気持ちとのギャップが生まれ(これを『感情的労働』と呼びます)、精神的に疲弊してしまうそうなので気を付けましょう。
営業スマイルも、ほどほどにしないと危険なようです。
10. Smile and (half) the world smiles with you:笑顔は、あなたの周り(半数)も笑顔に
誰かに微笑みかけたとき、相手がそれを返してくれるということは、生きていくうえで楽しみのひとつ。
笑顔を向けられたとき、その笑顔に対してどのような反応を示すかを調査した結果、約50%の人が笑顔を返すという結果に。
反対に、険しい表情を見せられた人は、誰も同じ表情を返さなかったそうです。
笑顔が伝播していけば、より素敵な世の中になっていきそうですね!
最後に、この記事は「Smile for longevity:長生きのための笑顔」として、1952年に撮影された野球選手のその後を追ったところ、笑顔で映っていた選手はそうでなかった選手より平均7年も長生きしたと書かれています。
笑顔で過ごす人の方が、しあわせで健康的に生きていけるのでしょう。
実際に、笑っていると免疫力が上がるという報告もあります。
今回は、笑顔に関するさまざまな検証についてお話ししました。
新しい1年は、ステキな笑顔でむかえたいものですね!
[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]