【足のニオイ】靴を脱いだら・・百年の恋も冷める!?正しい足のケアでキレイをキープしよう!

私たちの全身から出る汗。
青春の象徴でもありますし、スポーツ時に流れ出る汗からは爽やかさすら感じますが。
やはり、あまり汗をかきたくないシーンや部位もありますよね。
においの気になる足は、その代表格ではと思います。
足の汗をなぜかくか、なぜにおうのか?
気になる足の汗についてお話しします。

そもそも何がにおっているの? 足が臭くなる原因の成分


汗そのものは無臭なのに、なぜ足はにおってしまうのでしょうか?
その原因は「菌」です。
足から出た汗が、靴の中などで蒸れ、高温多湿の状態は皮膚の常在菌などを繁殖させます。
増えた菌たちが足の汗や皮脂、角層(たんぱく質)などを食べ、においの元を産生させてしまうのです。
では、一体どのような成分が足のにおいの元となっているのでしょうか?
代表的なものをご紹介したいと思います。
1.イソ吉草酸:強い酸臭。納豆や蒸れた靴下のにおいといわれ、足臭の大本とされる。
2.酢酸:刺激のある酸臭。酢のすっぱいツンとするにおい。
3.酪酸:不快な酸敗臭。汗臭いにおい。
・・・なにか、文章を見るだけでも蒸れた足の臭いを思い出してしまいます。

ポイントは靴の中の湿度! 足の汗をケアしよう


においの原因になる足の汗。
汗を止めることはできませんが、発汗のケアをおこなうことはできます。

・季節やその日の行動に合った靴下を選ぶ
湿度を適切にするために、暑い季節のときは綿製を、寒い季節はウール製を選びましょう。
ナイロン製のものは湿気を逃しにくい性質があるため避けてください。
スポーツやレジャーの際は、吸湿発散性の高い靴下を用意しておくとよいでしょう。
全足の指の間の水分を吸収してくれる5本指ソックスもおすすめ。
また、お出かけのときには替えの靴下を持ち歩くとなお安心です。

・パウダーでサラサラをキープ!
足にパウダーを薄くまぶしておくと、サラサラのドライ状態を保つのに役立ちます。
市販の抗菌性の高い足用パウダーを用意してもいいですし、抗菌性はないですが、ベビーパウダーやコーンスターチなどでも代用できます。

・制汗剤を使用する
足は1㎠当たりにある汗腺の数が他の部位よりも多く、汗をかきやすいといわれています。
多い日には両足で1日に200mL(約コップ1杯)分の汗をかくこともあるそう。
スプレー・ロールオン・クリームなどさまざまなタイプがありますので、自分に合ったものを選びましょう。
制汗剤は、入浴時にはキチンと洗い流すようにしましょう。

・通気性の良い靴を選ぶ
合皮製のブーツなどは、通気性の悪い靴の最たるものといえます。
汗で蒸れないために、夏場は帆布や皮といった天然素材でできたでサンダルがおすすめ。
また、なるべく2日連続で同じ靴を履くことはせずに、スプレーなどで消毒後、靴を乾燥させる時間をつくりましょう。
吸湿性の高いインソールの使用もおすすめです。

一番大切! 意外とできていない普段の足ケア


シャワーを浴びた時にささっと済ませてないですか?
足ケアを怠るとにおいのもとに!

・足をしっかり洗おう
入浴時は指の間や爪の間など、細かい所までしっかり洗いましょう。
洗ったあとは足をきちんと乾燥させることも大切。
外出先で気になったときは、汗のふき取りシートがあるととても便利です。

・足の爪を伸ばさない
足の爪を長いままにしておくと、爪の間に汚れが溜まりやすくなり、菌が棲みやすくなります。
爪はきちんと切りそろえましょう。

・足裏の角層ケアをおこなう
角層ケア用のファイルなどを使用して余分な角層を取り除きましょう。
角層がにおうわけではありませんが、固くなった古い角層が残っていると、菌が棲みやすい場所になります。
角層ケアは多くても週1程度を目安に、やり過ぎないように気を付けてくださいね。

ちょっと意外? 汗をかきにくくするためにできること

実は、食品の一部には発汗を促進する効果があるものも。
どうしてもにおいたくない、なるべく汗をかきたくないという日は香辛料の多い食べ物やアルコールは避けましょう。
また、暑さを感じたとき以外にも、ストレスを感じたときに汗をかくことが分かっています。
緊張によって手がびしょびしょになった経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
ストレスレベルを下げる方法としては、深呼吸をする、音楽を聴く、気を許せる相手と会話する、ガムを噛むなどがあります。
ストレスを感じたら、試してみて下さいね。

『ファッションもメイクも全身ばっちりキマっているのに、靴を脱いだら酸っぱい臭いがぷーん……』
なかなか避けたい状況ですよね。
どんな美女であっても、条件が揃えば菌が増え、においが出るのはみんな同じ。
きちんとケアして、足のにおいを防ぎましょう!

[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

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