【抗酸化5】私にもできる!活性酸素を過剰に発生させないポイントを知って健康的に過ごそう

活性酸素に対抗するために、私たちがするべきこととはどんなことでしょうか?
体を守るためには、
1:活性酸素やフリーラジカルの過剰な生成を抑えること
2:できてしまった活性酸素やフリーラジカルをできるだけ速やかに消去すること
3:活性酸素やフリーラジカルにより損傷が起きてしまったら、修復や再生を速やかにおこなうこと
の3つが大切です。
この3つを効率よくおこなうためには、どうすればいいのでしょうか?

1:活性酸素やフリーラジカルの過剰な生成を抑えるために

活性酸素やフリーラジカルは、以下のような時に体内に過剰発生します。
なるべく控えましょう。

◆激しい運動

これは運動により呼吸量が増加するからですが、運動全般が悪いわけではありません。
適度な運動は、SODやカタラーゼなど、体内にある抗酸化酵素を増加させるといわれており、適度に体を動かすことはとても重要です。
日頃、運動不足を感じている人は、簡単なストレッチやウォーキングなど、なるべく定期的に体を動かしましょう。
急激に心拍数が上がるような激しい運動ではなく、体が快く感じる程度の運動をゆっくり・じっくりするのが理想です。

◆細菌・ウイルスなどの侵入
体内に細菌やウイルスなどが侵入すると、白血球内の食細胞がそれらを死滅させるために活性酸素を放出します。
これは、体を守るために大切な機能なので抑えることはできませんが、体を清潔に保つ・規則正しい生活など、心がけましょう。

◆様々な化学物質
タバコ・排気ガス・加工食品・農薬・殺虫剤など、さまざまです。
全てを排除することは無理ですが、なるべく体内に入らないようにしましょう。

◆様々なストレス
精神的ストレス(怒り、悲しみ、失望、驚き、緊張など、激しい感情)により、血管が強く収縮し、一時的に血流が阻害されます。その後、血流が再開するときに、大量の活性酸素が発生します。
現代はストレス社会だといわれています。
ストレスを全て無くすことは無理ですが、あまり溜め込まないことが大切です。
自分に合ったリフレッシュ方法を見つけましょう。

◆暴飲&暴食

余分にアルコールや栄養を摂ると、それらを分解・消化するためにエネルギーを多く使用するため、体内の活性酸素の発生量が増加します。
健康のためにも、腹八分目を心がけましょう。

◆紫外線照射
紫外線に当たると、体内で活性酸素が発生します。
帽子をかぶる、長袖を着る、日焼け止めを使用するなど、紫外線に当たりすぎないように気をつけましょう。

いかがでしょうか?
活性酸素の発生をなるべく抑えるためには、意外なことに、何か特別なことをする必要はなく、普段から健康的で規則正しい生活を送ることが大切なのです。
でも、それらを継続することは結構難しいものですよね…。
完璧にはできなくても、日々気をつけていることが大切ですのでがんばりましょう!
次回は、2:できてしまった活性酸素やフリーラジカルをできるだけ速やかに消去する方法についてお話しします。

[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

関連記事一覧