アートメイクをする前に知っておきたい疑問をアートメイクナースが答えます!

最近注目のアートメイク。
今回は、アートメイクの中でも注目の高い眉メイクについて、医療法人メディスタイルでアートメイクナースとしても活躍する看護師の村上禄子さんにお話を伺いました。

アートメイクで理想の眉を手に入れよう

アートメイクと入れ墨は、専門的な針を使用して皮膚に色を入れる行為である点は同じです。
しかし入れ墨は色が半永久的に残るよう皮膚の深い部位に色を入れる一方で、アートメイクは浅い皮膚の表面部に色を入れるので数年で消えていくという特徴があります。
アートメイクは専門の勉強をした医師や看護師が主にクリニックで施術しています。
現在アートメイクの技術は進歩してきていて、皮膚に負担の少ない手法や色素が開発されています。
たとえばここ数年は、眉メイクなどでは地毛のように見える毛並みを描く手法が人気です。
また、定着の良さから、ナチュラルな仕上がりになるパウダー眉も人気が高いです。
ご自身の理想の仕上がりに近い手法や色を相談して、探してくださいね。

アートメイクのメリット

まずはなんといってもメイクの時短になります。
アートメイクで眉毛のベースができるので、毎日同じような仕上げをする事が可能になります。
また、眉毛の形を整えることができるので、さまざまな眉メイクの悩みを解消できます。
・左右差がある(バランスが悪い)
・毎回眉毛の形が違ってしまう・好みの仕上がりにならない
・自分に合った眉毛が分からない
・眉毛が薄い
・メイクが落ちてしまうことがある

美しい眉を維持できるのはもちろんのこと、メイクだと汗をかいたり水に濡れたりして落ちてしまうことも。
でも、アートメイクは水にも消えない理想の眉毛を作る事ができます。
温泉に入ったり、海やプールで楽しんだり、眉毛がなくなることを気にせず、思いっきり楽しめますね!

アートメイクのデメリット

アートメイクは、その性質上一度入れると簡単に消す事ができません。
徐々に薄くはなってきますが、完全に消えるとも限らず、退色して赤やグレーに残ってしまう事があります。
その為、流行りや、年齢を重ね似合う眉毛が変わってしまっても、消す事ができません。
また、アートメイクは一回の施術でなかなか色が定着しないため、最低でも2、3回ほど施術を受ける必要があります。
デザインを微調整するためにも、一回で仕上げるのではなく2回目や3回目で理想の形にしていく事をおすすめします。

アートメイクをする前に知っておきたいQ&A

Q1.針を刺すというアートメイク・・・どのくらい痛い?
痛みの感じ方は個人差があります。通常塗る麻酔を使用しますが、チクチクと痛みを感じる人もいれば、無痛の人もいます。
クリニックによっては麻酔の注射もできるので、痛みが心配な方は相談すると良いでしょう。

Q2.どのくらいキープできる?
通常アートメイクは1~2年で徐々に薄くなってきます。4年も5年も残っていたり、滲んでしまっている場合は、皮膚の深い部位に色が入ってしまっているので、入れ墨といえるでしょう。
使用する色素や手法、技術者によってかなり差が出てくることも事実です。
施術前のカウンセリングでご希望をしっかりと伝えることが大切です。

Q3.費用はどのくらいかかる?
アートメイクは2回のセット料金の場合と一回ごとの料金の場合があります。
又、場所やクリニックによってかなり差があり、施術者の技術力によっても料金の差があります。2回セットで10万円前後、一回で6万前後が相場といえます。

アートメイクは施術者によって、使用する色素や手法が異なります。ご自身がどのようなアートメイクを希望するのか施術前にしっかりとカウンセリングすることが大切です。
ここ数年、若者にアートメイクが人気ですが、デメリットもしっかり理解した上で眉毛のデザインや施術者を選ぶと良いでしょう。

[執筆者]

村上 禄子
村上 禄子
[プロフィール]
脳神経外科・ICU 勤務を経て美容外科勤務。30代で都内脱毛専門クリニックにてひたすら「毛」と向き合う。
出産後、訪問診療ナースとなり介護の現場を知る。「介護でのアンダーヘア問題」にも詳しい。
その後、湘南・葉山へ居を移し、現在美容皮膚科にて脱毛レーザー施術の他、アートメイクアーティスト・笑顔トレーナーとして活躍中。
それぞれの年齢のお悩みに合った治療を、日々お客様に寄り添いながら提案している。
医療法人メディスタイル
https://medi-style.jp/

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