マスクを取った自分の顔・・たるんでる?顔のたるみを改善するための表情筋のトレーニングについて藤本侑里先生に伺いました!

マスクをしている間に油断したせいか、顔がたるんだ気がする、という方はいませんか?
今回は、顔のたるみケアについて株式会社ToothToothの歯科医師 藤本侑里先生にお話を伺いました。

マスク生活で、私の顔、たるんだ気がする??

顔のたるみの原因は、肌のコラーゲンの衰え、むくみや脂肪の増加、筋肉の衰えです。
マスク生活で笑顔が減り、表情筋が衰えることで、筋肉の上を覆っている脂肪や皮膚の重みを支えられなくなり、たるみにつながります。
ここでは、顔のたるみを改善するための表情筋のトレーニング(特に口周り)についてご紹介します。

1:あいうべ体操

あいうべ体操は、内科医の今井一彰先生が考案したもので、次の4つの動作を順にくり返しておこないます。
声は出しても出さなくてもかまいません。
(1)「あー」と口を大きく開く
(2)「いー」と口を大きく横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす

(1)~(4)を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます。

2:正しい舌の位置を意識して!

意外にも知らない人が多いのが、正しい舌の位置です。
正しい舌の位置は、上前歯のやや後ろ。
実は、舌の本体は重力に逆らって、上のあごにぴったりとついている状態が正しい位置です。
舌の位置を正しくするだけで、フェイスラインもスッキリします。

3:吹き戻し

イベントやパーティー、バラエティ番組などで使われる、吹き戻しのおもちゃがあると思います。
誰でも一度ぐらいは遊んだことがあるのではないでしょうか。
実は、あれはただのおもちゃではないんです。
吹き戻しは呼吸や嚥下能力が低下している方へのトレーニングとしても用いられています。
100円均一などでも手に入るので、口周りの筋肉のトレーニングのためにチャレンジしてみて下さい。
ペットボトル(500mlのものがおすすめ)を代用しても行うことができますよ。
注ぎ口を咥え、ペットボトルがつぶれるまで思いっきり吸い込む→息を吐きだしてペットボトルの形を元に戻す…というのを繰り返しておこなってみましょう。
ペットボトルは商品によって硬さが異なるので、初めは柔らかい素材のものを選ぶのがおすすめです。

マスクの着用が個人の判断にゆだねられることとなり、外す機会がこれから増えると思われます。
自信をもってマスクを外せるように、今からトレーニングをして、キレイなフェイスラインを目指しましょう。

執筆者

藤本侑里先生
歯科医師

[経歴]
岡山大学歯学部卒
日本歯科保存学会所属 認定医
日本小児歯科学会所属
株式会社ToothTooth
関西の歯科医療法人にて勤務
現在は2児の母でありながら歯科医師として、臨床現場と歯科医療の啓発活動を行っています。
Instagramで子育てや歯に関するお役立ち情報を発信しています。

Instagram:子育て真っ最中!歯科医師2児ママ
@mama_haishasan

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