[2]株は「企業の推し活」!?難しそうでよくわからない!株式について。今だから聞きたい「お金」のはなし

投資や株って挑戦はしてみたいでも、難しそうでよくわからない!
若いうちから知っておきたい、お金の基本について、くらしサポート代表の木村隆紀さまにお話を伺いました。

まるで企業の推し活!?株式について
NISAで挙げた商品の中で、まずは株(株式)について掘り下げたいと思います。
株式は東京証券取引市場や外国市場で売買されているのはご存知ですね。
企業(株式会社)が新たなビジネスを始めたり、新規事業を行ったりするためにお金が必要な場合、銀行から借金するのではなく、企業自身の将来性の可能性や事業の将来への可能性を伝えて、株式をを発行し、購入してもらうことで市場からお金を集める方法です。
株を買うというのは、ファンクラブや推し活のように、応援したい企業への応援をするというイメージだとわかりやすいかもしれません。
株を購入した人は株主と呼ばれます。
株主になり、規定された株数を保有すると、株主優待という無料で企業の商品をもらえたり、購入するための優待券ポスターやカレンダーを貰えたりといった特典を得られる場合もあります。
この辺りにも若干推し活との類似性がうかがえますね。

推し活との違い。株主になる3つのポイント
ただ、企業にもよりますが、推し活と株との違いは大きく分けて3つ程あります。
①株主への報告
企業により違いもありますが、1年に必ず1回、今までの状況と今後の見通しについて、株主に報告がきます。
最近は「株主向け報告書」として企業のサイトに掲示されている例も多いので、気になる企業があれば探してみてもいいかも知れません。
②配当
業績が良く事業利益が多く出ると、配当と言って1株あたり数円から数十円もらえる場合があります。
1株当たりの配当×保有株数の配当が出る場合がありますが、これは業績次第ですので、今、配当が出ていたとしてもこれからも配当が出るとは限りません。
また、配当に対して源泉徴収(源泉徴収20.315%)の税金が引かれます。
「配当利回り」という項目に株の価値に対する年間配当の割合が記載されています。
③市場価値の変動
株は市場で売買されて評価が上下します。
人気があり購入を望む人が多ければ評価が上がり、人気が無くて手放す(売る)人が多ければ、評価が下がります。
自分が株を買った時より上がり売れば利益が出ますし、下がっている時に売れば損失が発生します。
この利益額も源泉徴収(源泉徴収20.315%)の税金が引かれます。
損失発生時、税金は取られません。

企業は多種多様です。もしかしたら、皆さんのお好きなアイドルの芸能事務所やYouTuberが所属している事務所も株式上場しているかもしれません。
好きな洋服、好きな食べ物やお気に入りのレストランや商業施設も上場企業に属しているかもしれません。
株を買うとその企業や経済についてより知りたくなりますよね。

どの株を選べばいいか全然わからない!そんなときには投資信託?
いろいろな指標から、その会社がどうなっていくか今後の傾向を読み解くのは難しい、どこの会社を推せばよいかわからないと迷うこともあると思います。
そんな場合に、いくつかの株の損失を抑えて安定的に利益が出るような組み合わせのパッケージ商品を金融のプロが提供しています。
これが投資信託といえます。
投資信託も配当が出る時もありますし、売買することによって利益が出る場合があります。
源泉徴収(20.315%)の税金が引かれます。さらに投資信託の場合、年間の口座管理費がかかることがあります。
また、売買のタイミングによっては、プロが作ったパッケージも必ず利益がでるとは限りません。

実際に令和元年に金融庁が行った「リスク性金融商品販売にかかる顧客意識調査について」では、リスク性金融商品を同じ窓口や担当者から追加購入したいかインターネットと郵送で聞いており、郵送で62%、インターネットで56%真ん中より下の評価をしています。下の評価をしている方は満足していない、つまり利益が出ていない可能性があると言い換えられるかもしれません。
私自身も勧められて購入した投資信託で損失が出たことも、利益が出たこともあります。

この株や投資信託で配当や売却利益にかかる源泉徴収(20.315%)が徴収されないようにして、税金を優遇する制度がNISAです。
利益が出ても税金が引かれないなんて、お得な気がしますよね。
次回はNISAについて詳しくお話ししたいと思います。

[執筆者]

木村 隆紀(きむら たかのり)
シニア・経営者向けファイナンシャルプランナー(FP)
屋号は「くらしサポート」。
人々が充実した人生を送れるコンセプト「未来志(史)」を提唱し、複眼を持ち中立客観性の高い視点から「お金」、「モチベーション」、「食」を通じ人生に伴走するサポートをしております。
主な事業はくらしとお金の相談(iDeCo・NISA等)、ライフプラン作成、終活、相続、事業継承支援。
産業カウンセラー取得実績があり、企業の人事採用面接や、製品企画や営業、世界34か国訪問経験もあり。
介護と育児を契機に独立。
趣味はスポーツ観戦と将棋観戦、ボードゲーム、ときどき料理。人々の応援時にアドレナリンが出てきます。

エコノミストの取材を受けました。
「未来志(史)」づくりで充実のシニアライフ

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