何か運動をしたいなと思っても、ジムに通うのも、外を走るのも、ハードルが高く感じてしまうという方は多いのではないでしょうか？
そんなあなたにぜひおすすめなのが、音楽を聴きながら、テレビを見ながらなど、外に出る必要もなく家のリビングで手軽にできるバランスボールを用いたトレーニングです。
今回は、バランスボールを使うメリットやポイントについて、脳卒中リハビリセンターMOMOKAの副代表で理学療法士の藤澤素子さまにお話を伺いました。
バランスボールの3つのメリット
バランスボールとは、その名のとおりバランス感覚を強化するのに適したボールです。
家でもできそう！と思って買ったけど、イマイチ使い方が分からない…そんな方もいるのではないでしょうか？
バランスボールで運動することのメリットを紹介していきます。
（１）姿勢改善・腰痛予防
バランスボールは、普段使わない筋肉、特に姿勢改善や腰痛予防に重要と考えられている、インナーマッスルを鍛えるのに効果的です。
身体の表面にあるアウターマッスルとインナーマッスルのバランスが崩れることが腰痛を引き起こす原因のひとつと考えられています。
インナーマッスルを鍛えることで姿勢が整い、バランス良く身体を使うことができるため腰痛予防に繋がります。
また姿勢が良いと、スタイルもぐっと良く見え、服もキレイに着こなせます。
美人度アップに、キレイな姿勢は欠かせません。
（２）自立神経の調整につながる
バランスボールで弾むと、心拍数が上がり交感神経が優位に働きます。
そのあと呼吸を整えるストレッチなどを行うと副交感神経が優位になります。
運動を続けていると、自律神経の調整に繋がります。
ストレスが溜まったときや疲れが取れないとき、うまく眠れないときなどにおすすめなのがバランスボールです。
（３）手軽に運動できる
一番の魅力は手軽さです。
ボールさえあれば、畳一畳分のスペースで運動することができます。
運動時にドンドンと音がならないのでアパートやマンションでもできます！
自分の部屋で、自分の好きなときに。
ボールさえあれば、すぐに取り掛かれるのが魅力です。
バランスボールの選び方
まずは、おすすめのバランスボールをご紹介します。
ゴムが二重構造になっているものは、万が一破れても破裂しない構造になっているためおすすめです。
価格は約5,000～6,000円程度で、通販サイトなどでも購入可能です。
低価格に抑えたい、とりあえず試しにやってみたいという方は、スポーツ店やホームセンターにあるもので十分だと思います。
【バランスボールの選び方の基準】
バランスボールの大きさは身長が基準となります。
身長が154㎝以下の方は45cmのボール
身長155㎝～169㎝の方は55㎝のボール
身長170㎝以上の方は65㎝のボール
参考：ギムニク ショップ https://www.gymnicshop.com/
▼ポイント
空気の入れ具合でも大きさが変わることがあるため迷ったら55㎝のボールを選ぶとよいでしょう。
低価格や一重構造のボールは大きくなりやすいので注意しましょう。
まずはここから！ボールに座って弾んでみましょう
軽い有酸素運動になるため、運動不足を解消したい方、姿勢を整えて腰痛改善したい方におすすめです。
運動時のコツとしては、バランスボールに座るときの姿勢にポイントがあります。
姿勢が崩れてしまったり、間違った姿勢で行うと、効果が薄れたり、怪我の原因に。
今回は姿勢のポイントを２つお伝えします。
1つ目：脚を大きく開き、膝が内側に入らないようにすること
２つ目：腰が猫背や反り腰にならないようにすること
以上に気をつけてください。
しっかりお尻に体重をかけると安定するので、そのまま軽くはずみます。
お好きな音楽1曲分弾み続けると、じわ～っと汗をかいてきますよ！
周りの環境に十分注意し、無理なくおこなうようにしてください。
誰でも簡単にチャレンジできるバランスボール。
自分のペースでできるので、運動が苦手という方にもおすすめです。
簡単なトレーニングでインナーマッスルを鍛え、スタイルアップを目指しましょう！
執筆者
藤澤素子
・一般社団法人体力メンテナンス協会認定バランスボールインストラクター
・理学療法士
バランスボールを使った筋トレや有酸素運動など20～40代の忙しい方でもスキマ時間にできるオンラインレッスンを開催中。
バランスボールで運動することで、ダイエット・体力向上・骨盤矯正・自律神経の調整などの効果に繋がります。
また、YouTube『MOMOKAバランスボールチャンネル』では、動画を見ながら一緒に運動できるメニューを投稿していますので、是非ご覧ください。
MOMOKAバランスボールレッスン
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