寒さが強まると悩みも大きくなりがちな肩こりや腰痛。肩こりや腰痛のケア方法はみんな取り入れている??

寒さが強まると悩みも大きくなりがちな肩こりや腰痛。
デスクワークがつらくて・・・という方も多いのではないでしょうか。
今回は、カイロプラクティック施術院・KCSセンター武蔵小杉のセラピスト まくらくまさまに、肩こりや腰痛の原因とケア方法についてお話を伺いました。

どうして肩こりや腰痛は起こるの?

「肩こり・腰痛」の原因については、主に
●肩こり頚椎生理湾曲の消失による頭部前方偏位(頭が前に突出してしまう)
●腰痛:腰椎生理湾曲の消失(腰が丸まってしまう)
となります。
人間の背骨は本来、「生理的湾曲」という湾曲があり、正面から見たときはまっすぐでも、側面から見たときはまっすぐではなく緩やかなS字カーブを描いています。
この生理的湾曲があることで、人間は歩行や跳躍の際などにおこる衝撃を吸収するこができるのです。

そして、頭部前方偏位や腰椎生理湾曲の消失などの不良姿勢が起こる因子としては、
(1)運動不足(筋力の低下)
(2) 仕事(デスクワーク or 立ち仕事など、姿勢が固定されがちのもの)
(3) 背骨の配列に歪みがあり、関節が動きにくくなっているため生理的湾曲が小さくなっている
(4)柔らかすぎる寝具を使用している
(5)メンタルヘルス
など、生活習慣にかかわるものがあげられます。
もちろん、これは人それぞれですし、断定することはできませんが、肩こりや腰痛に悩まれる方の多くは(1)~(5)のいずれかに当てはまるのではないでしょうか。

ケアするにはどうすればいい?

続いて、ご自身でできるケアについてお話しします。
肩こりや腰痛などの問題は、この「生理的湾曲」が何らかの原因により消失したり変形したりしていることに起因していますので、その対策は、そうならないようにすることです。
あげていくと、以下のようなことになります。
(1)デスクワークをされている方は、こまめに立って腰を反ったり、首を横に倒してストレッチをしてください。PC作業中やスマホ使用中は首を前に出す状態になりがちですが、その状態が続くと筋肉の緊張によって生理的湾曲に影響があると考えられます。
(2) PCやスマホを使用する際に、画面に集中して頭が前のめりにならないように、使用環境を改善しましょう(スマホを近づけて見ない、スタンディングデスクを導入する、など)。
(3) 座る時間を可能な限り短くしてください。一定の時間が立ったら伸びをする・軽く散歩するなどを取り入れるのもいいでしょう。
(4)インナーマッスルを鍛えてみましょう。インナーマッスルというのは、大胸筋などの外から見える表層筋でなく、その奥にある深層筋のことです。
鍛え方は、「インナーマッスル エクササイズ」で検索してみてください。
ベッドで寝る前に気軽にできるもの、バランスボールやダンベルを使っておこなうものなど種類はさまざま。
最近は、動画配信サイトなどでも詳しく解説されています。
ご自身に合ったもの、続けられそうなものを選んで挑戦してみてください。
また、ヨガをトレーニングに取り入れるのもいいでしょう。

今回は、肩こりや腰痛の原因とケア方法についてお話ししました。無理な姿勢を固定しないことと、体を動かすことが重要です。

[著者]
まくらくま

関西カイロプラクティック医学院卒業
一般社団法人KCS会員
KCSセンター武蔵小杉セラピスト

「背骨をやさしく動かして不調を改善します。キレイな身体はキレイな脊柱から。無料相談随時実施中。」

KCSセンター武蔵小杉
https://www.kcs-center.com/centers/2804/

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