初対面の人と話すとき、あなたはガンガン話せるタイプですか？
それとも緊張してしまうタイプですか？
緊張してしまうという方にぜひ知っていただきたい、コミュニケーションスキルUPのポイントについて株式会社ドラゴン教育革命代表 坂田聖一郎さまにお話を伺いました。
初対面の人に対して緊張する理由
初対面でも緊張する人と、しない人がいますよね。
この違いは何だと思いますか？
実は、過去に人間関係で失敗した人や自己紹介でうまくしゃべれなかった経験のある人が初対面で緊張しやすくなります。
私たちがネガティブな感情を抱くとき、たいてい過去の辛い経験を無意識に思い出しているものです。
このように緊張するには理由があるので、うまくコミュニケーションが取れないことを卑下する必要はありません。
次に緊張を乗り越える考え方を紹介するので、参考にしてみてください。
緊張を乗り越えるための考え方
実は緊張する状態は、良い状態ともとらえられます。
緊張するということは、新しいことや苦手なことに挑戦している証拠でもあるからです。
私は、全国で講演会をしているので人前で話すことに慣れていますが、最初の頃はとても緊張していました。
しかし、回を重ねるごとに緊張せず自然体で話せるようになっていきました。
見方を変えると、私が講演会で成長するチャンスは少なくなったともいえるでしょう。
緊張しているなと感じたときは、ぜひ
「チャレンジしている証拠！成長している途中なんだ！！」
と、とらえ直してみてください。
チャレンジならば失敗して当然ですから、うまくやろうと意識しすぎて失敗を恐れていた自分に気づくでしょう。
そんな怖い場面に立ち向かおうとしている、意欲の高い自分を認めることで、緊張を和らげることができるようになります。
初対面の方と打ち解けるために心がけること
基本的なことですが、笑顔と明るい挨拶は大切です。
相手の警戒心を解くことにもつながるので、そのあとのコミュニケーションがよりスムーズになりますよ。
また、何を話せばよいかわからなくなるという方は、ぜひ相手に質問してみてください。
私たちは、相手と自分に同じ要素があると親近感が湧くものです。
出身地や年代、趣味などを質問して、同じ要素があればそれをきっかけに自然と話が膨らみます。
「しゃべらないといけない！」
と思い込んで緊張してしまう人ほど、質問するだけで楽にコミュニケーションが取れるようになりますよ。
好印象を与えるコミュニケーションのコツ
コミュニケーションというと言葉に注目されがちですが、実は非言語が大切です。
非言語とは、表情や身振りなど言葉以外から読み取れる情報のこと。
先ほども「笑顔で」というアドバイスをしましたが、第一印象は必ず見た目ですよね。
人は、見た目で６割以上判断するともいわれているので、清潔感と接しやすい雰囲気づくりが大切です。
もちろん、着飾る必要はなくて、爪や髪型、服装を整えるだけで印象は良くなります。
緊張しやすい方は
「うまくやらなければ！」
という思い込みが強いと感じます。
失敗を恐れながら取るコミュニケーションよりも、
「相手のことを知りたい！」
などのように、オープンマインドで接するだけで緊張はほぐれるでしょう。
ぜひ、今回紹介したことを通して、コミュニケーションを楽しんでいただければと思います。
［執筆者］
坂田聖一郎
株式会社ドラゴン教育革命代表
愛知教育大学教育学部卒業後、東京NSC9期に入学。
同期だった「しずる」村上純とコンビを結成するも解散。
愛知教育大学大学院に入学。
愛知県豊田市の正規教員として小中学校に勤務。
教員退職後は、速読インストラクターや話し方の学校講師を経て、2020年7月に「株式会
社ドラゴン教育革命」代表取締役に就任。
2022年「ままためコーチング塾」をスタートさせコーチングの普及に力をいれる。
教員のための進路指導室
https://dragonteacher.com/company/
