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今は「治す」ではなく「予防」する時代。歯の定期検診の大切さについて歯科医師石毛先生にお伺いしました

子どもの頃は、毎年学校で歯科検診がありました。
大人になった今、あなたは歯科検診を受けていますか?
痛くなってから・・・ではなく、定期的に検診を受けることが実はとても大切なんです。
今回は、大神宮デンタルクリニック院長の石毛俊作先生にお話を伺いました。

歯科医院で定期検診を受けていますか?

歯科の定期検診は、口腔の健康を維持するためにとても重要です。
少なくとも半年に1回は必ず受診しましょう。
個々の状態によっては、もっと頻繁に通う場合もあります。
定期検診で行われる主な内容は以下の通りです。
1)口腔内のチェック
歯科医師や歯科衛生士が歯や歯ぐきの状態を見て、虫歯や歯周病、その他の口腔内の異常がないかを確認します。
歯周病の進行具合や歯ぐきの炎症をチェックする歯周ポケット検査は必須です。
2)歯のクリーニング
歯の表面や歯周ポケット内に付着した歯垢や歯石を除去するクリーニングが行われます。
これにより、虫歯や歯周病を予防することができます。
3)レントゲン撮影
目に見えない歯の内部や歯の根元、骨の状態、被せ物の下のむし歯(二次う蝕)などを確認するために、レントゲンを撮ることがあります。
これにより、早期の虫歯や歯周病を発見しやすくなります。
4)歯の健康に関するアドバイス
歯科医師や歯科衛生士から日々の歯磨きや食生活に関するアドバイスを受けることができます。
特に、個人個人に合った歯磨きの方法や歯ブラシの種類、フロスの使い方などを教えてもらえます。
5)予防処置
必要に応じて、フッ素塗布や歯のシーラント(むし歯予防のために歯の溝に樹脂を充填する処置)などが行われることもあります。

定期検診の目的は、早期に問題を発見して治療を最小限にすること、そして虫歯や歯周病などの病気を予防することです。
問題が早期に見つかると、治療も簡単で費用も少なくて済むことが多いです。
自覚症状がなくても定期的に通うことで、口腔内の健康を保ち、将来の大きなトラブルを避けることができます。
今は「治す」よりも「予防」する時代です。

執筆者

石毛俊作先生
医療法人社団絆会 大神宮デンタルクリニック理事長

東北大学卒。
千葉大学医学部附属病院歯科・顎・口腔外科で臨床研修終了後、大学院へ進学し医学博士号取得。
基幹病院の口腔外科勤務後、大神宮デンタルクリニックを開院。
「安心できる歯医者さん」を理念に、丁寧でわかりやすい説明を心がけ、患者様に沿った治療を提供しています。
専門である口腔外科のみならず一般診療も幅広く対応しております。

保有資格・所属学会
日本口腔外科学会 専門医
日本口腔科学会 認定医
日本障害者歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会
日本臨床歯科CADCAM学会
京セラインプラント臨床マイスター
厚生労働省臨床研修指導医
臨床歯科麻酔管理指導医

大神宮デンタルクリニック
https://www.daijingu-dental.com/

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