頭痛を起こさないために自分でできるセルフケアってある?快適に春を過ごすためのコツを教えます!
春は寒暖の差が激しく天気も変わりやすいため、また、新しい生活へのストレスもあって、頭痛が起きやすくなったり、気分もアップダウンして体調をくずしがち。
快適に春を過ごすためのコツを、姿勢専科KCSセンターの姿勢調整師である下條恵理子さまに伺いました。
春先に起こる頭痛…実は姿勢が原因のことも?
頭痛が起こる原因はさまざまですが、実は、悪い姿勢が原因になることも。
特にストレートネックをはじめ、首の状態が悪くなることで起こることもあるんです。
姿勢が悪くなると、筋肉は硬直し、首の骨(頚椎)の中を通る動脈や神経も圧迫されてしまい、これが頭痛につながるのです。
特に春先は、環境の変化により生活習慣も大きく変わるので、姿勢の悪化が起こりやすく、首の状態に影響を及ぼします。
頻繁に頭痛が起こると感じたら、ぜひご自身の姿勢を意識してみてください。
薬を飲む前にできるセルフケア
頭痛を起こさないためには、ずっと同じ姿勢でいないことが大切です。
特に座りっぱなしは姿勢を悪化させやすいので、30分~1時間に1回は席を立つと良いでしょう。
散歩する時間が取れるといいですが、忙しい場合は、その場で立って、見上げるようにして上を向くことや、体を揺らしても構いません。
とにかく姿勢を変えて、首の状態を良くしましょう。
さらに自分の姿勢の傾向を知った上で、良い姿勢を目指しましょう。
リモートワークなど、PCやスマホの使い過ぎにも注意
PCやスマホを使用するときは、下を向きすぎて、ストレートネックになってしまうことから、頭痛につながることがあります。
特に長時間下を向き続けてしまうと、首の姿勢が悪くなる原因になります。
また、その時は大体背中や腰も丸まっているケースが多いです。
まずは、机の高さと椅子の高さが自分に合っているか見直してみましょう。
床に足をつけたまま、腰を立て、まっすぐ見る高さで、PCやスマホを見るのが理想的です。
PCも机にそのまま置くのではなく、スタンドなどに置いて目線の高さに高くすることもおすすめです。
寝ながらスマホを見たい時がもしあれば、横向きに寝ることは姿勢をゆがめるので、仰向けで、腕をまっすぐにして見たり、やはりスタンドを使用して見ることをおすすめします。
姿勢を整えることが元気の秘訣
姿勢が良いと、頭痛が良くなるだけではなくて、もちろん見た目もスタイルも良くなります。
さらに、姿勢が良く、骨と筋肉の位置が正しくあれば、動きもスムーズになり、パフォーマンスや集中力にも良い影響を及ぼします。
ぜひこの春からは、「姿勢」を見直して、頭痛を改善させるだけではなく、仕事や学業、自身のやりたいことをエネルギッシュに活動してみてください。
[執筆者]
下條恵理子(しもじょう えりこ)
長年悩んでいた腰痛、肩こり、さらに事故による怪我の後遺症を救ってくれた「姿勢医学」に興味を持ち、自らも医療系資格を取得。
現在は『姿勢調整師』として臨床現場で活躍。
ウェスタンステーツ大学国際コース修了。姿勢科学ディプロマ取得。
姿勢専科KCSセンター責任者。一般社団法人KCSテクニカルアドバイザー。
2022年に国際学会で発表した研究は最優秀論文賞を受賞。
また、プロピアニストとしても活躍しており、CD『人生で聴いておきたい名曲』はタワーレコード第1位。不定期に開催しているコンサートも好評。
姿勢専科 KCSセンター
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