【後編】スムージーでポリフェノールを効果的に摂取したい人におすすめの組み合わせをお伝えします!

前編ではPPO活性の高い素材を合わせるとPPO活性の高い素材と合わせると、体内での濃度が低くなってしまうお話しをしましたが、
後編ではポリフェノールを効果的に摂取したい人におすすめの組み合わせについてお話しします。

ポリフェノールを効果的に摂取している人におすすめの組み合わせ

私たちの体にとって、多くの健康効果が期待されるポリフェノール。
せっかくなので、最大限効果が期待できるように摂取したいですよね。
ポリフェノールを摂取する際は、PPO活性の低い素材を組み合わせるのがおすすめです。

【ポリフェノールが豊富な食材】
・ベリー類
・お茶(紅茶や緑茶など)
・チョコレートやカカオ
・豆乳
・ほうれん草
など

【PPO活性が低い素材】
・パイナップル
・オレンジ
・マンゴー
・ヨーグルト
など

これらを組み合わせて、スムージーにしてみてはいかがでしょうか?

バナナをスムージーにしたい場合はどうするの?

先ほどお話ししたとおり、バナナはポリフェノールの吸収に影響を与えます。
しかし、体に良い、栄養価の高い食べ物であることには変わり有りませんし、甘味ととろりとしたのど越しを与えてくれる、スムージーに適した素材であることも確かです。
バナナには水溶性食物繊維であるペクチンやオリゴ糖が含まれており、整腸効果が期待できます。

バナナをスムージーにして飲むときは、乳酸菌が豊富含まれるヨーグルトと組み合わせると、お腹の調子を整える効果が期待されます。
また、オレイン酸が豊富で腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進する効果があるとされるオリーブオイルをひとさじ加えるのもおすすめです。
もちろん、ポリフェノールの効率的な摂取が目的でない場合は、ベリーなどと混ぜても問題ありません。

いちごとバナナ、ブルーベリーとバナナなどの組み合わせは、定番といえる組み合わせです。
ビタミンやミネラルが豊富で美味しいスムージーになります。
ただ、積極的にフラバノールなどのポリフェノール類を摂取しようと考えている人にとっては、体内への吸収に影響があるということを覚えておくと良いでしょう。

もちろん、スムージーにしなくてもベリーや緑茶、カカオを摂取しているときにはバナナを一緒に摂らないなど、食べるタイミングや食べ方に気を付けましょう。

健康効果が期待される成分も、摂取方法によっては効果が激減してしまうなんて、驚きですよね。
今回はPPO活性を中心にお話ししましたが、他にも熱に弱いビタミンや、茹でるとお湯に流出してしまう水溶性ビタミンやカリウムなど、調理方法や摂取方法によっては、せっかくの成分の摂取量が減ってしまうことは他にも考えられます。

また、カロテノイドなどの脂溶性の成分は、オイルと一緒に摂取することで吸収が高まることも知られています。
同じ食材でも、食材の組み合わせや調理法、食べ方によって、吸収できる栄養素に変化があるということは覚えておくといいかもしれませんね。

[執筆者]
船木 彩夏
化粧品メーカー研究員

<資格>
・サプリメントアドバイザー
・健康管理士一般指導員
・健康管理能力検定1級

[監修]キレイ研究室編集部

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