お腹と腰を温めるだけじゃない!つらい生理痛を軽減するセルフケアはツボ押しと筋肉ほぐし。【1】
生理痛、しんどい! ブルーデイに笑顔を取り戻すコツとは?
大っぴらには言えない、でも「痛い、気持ち悪い、しんどい」のが生理痛。
仕事に家事にと多忙な中、いつもと同じことをするだけでも重労働になってしまうこともあるでしょう。
「少しでも軽くできたら!」と毎月思う方も少なくないのでは?
「痛いな」と思い始めたら即・試していただきたいセルフケアの方法を2回にわたってお伝えします。
東洋医学の力を借りる!?即・押したいツボはここ!
ツボというと何となく古臭いと思われる方もいるかもしれません。
でも最近ではその良さが見直され、西洋医学を手がけている医師の中でも活用されるようになっています。
私のかかりつけの医師も、感染性の腹痛でなければ漢方薬の処方と合わせてツボ押しをされることも。
また私自身も、車酔いの予防や予想外の急な腹痛、おなかを下しそうな時にもツボ押しに助けられています。
そんなわけで生理痛に悩む女性にもぜひ活用していただきたいツボがあるんです。
それは「三陰交」というツボ。足にあります。
内くるぶしから指4本分上あたりといわれますが、内くるぶしより4~6cmほど上あたりと思ってください。
人によって少しずつツボの位置はずれるので「その辺りを親指で皮膚がへこむくらいに押しこんで、1番痛いところ」を探します。
そこがあなたの「ツボ」です。詳しい押し方をお伝えしましょう。
1.まずはツボを3秒かけてゆっくりと押し込みます。ツボを探す時と同じで、皮膚がへこむくらい押します。
親指で押してもいいのですが、多少力がいるので辛いという方はツボ押し用の棒やペンの後ろを使いましょう。
2.押し込むときと同じく、3秒ほどの時間をかけてゆっくりと力を緩めていきます。
手やペンをツボから離すのではなく力を緩める、でOKです。
3.1と2の手順を3回ほど繰り返しましょう。これが1セットです。
まずは、生理期間中や生理前に「痛いな」と思い始めた時点でおこないます。
その後は、朝・昼・夜にそれぞれ1セットおこないましょう。
なお、三陰交は両足にあります。
どちらかだけがものすごく硬いとか、どちらかだけがものすごく痛いということもあるでしょう。
人によって感じ方が違うと思いますが、最初は両方押してみてよりお腹が楽になると思う方を定番にするのがおすすめ。
その後、定番の方を押してもあまり楽にならないという時は両方押してみてください。
ちなみに生理痛が重い時だと、三陰交を押す時に足がものすごく冷えているなんてことも少なくありません。
レッグウォーマーをする、腰の後ろ(お尻のすぐ上辺り)に使い捨てカイロを張るなどの工夫も併せておこないましょう。
※注意
・持病のある方は東洋医学に詳しい医師に相談してからおこなうようにしてください。
・あまりに回数を多く押したり、強く押しすぎると肌あれを起こすこともあります。
また、思わぬ体の不調を起こすこともあるので押す回数を守り、あまりに強い力で押すことは避けましょう。
次回は辛い痛みをやわらげる筋肉ほぐしについてお伝えします。
祥月庵 fuu(しょうげつあん ふうう)
リラクゼーション祥月庵店長
[資格] 養護教諭2種免許状・からだゆるめセラピスト・公益社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
・日本総合カウンセリング付属 日本心理カウンセラー養成学院 心理カウンセラー養成講座修了・TCカラーセラピスト
もともと虚弱体質、また人間関係にも悩むことが多かった私。
健康にかかわる仕事を志し、経験する中で「もっと自分らしく健康を育てる仕事をしたい!」と思っていたとき、ちょうど母親からサロンを立ち上げたいという話があり、転身を決意。
サロンではカラーセラピーや、美しい立ち姿を作るセミナー、心を育てるセミナーをメインに活動しています。
[リラクゼーション祥月庵]
長野県飯田市中村の「したい時にしたいことができる体と心」を作るサロン。
公式サイト
公式ブログ