新生活への不安と期待で心も体もなんだか疲れがち。上手な乗り切り方についてお伝えします!

新しい季節が始まると、不安と期待が入り混じり、心も体もなんだか疲れがちに。
今回は、今のシーズンの上手な乗り切り方について、心理カウンセラーの庄野晴美さまにお話を伺いました。

ストレスが増える時期、実感がなくても要注意

この時期は三寒四温もあり、気温や気候が不安定なため体調を整えるのにさまざまな工夫が必要です。
4月より新社会人となる方は新しい生活にワクワクする反面、「働くことそのものに対する不安」「毎朝ちゃんと起きられるかな?」「仕事は覚えられるだろうか」など、いろいろな不安も感じ、目には見えないストレスを感じられる人も多いかと思います。
ストレスとは、人それぞれ感じ方も違います。
意外にストレスを感じていないと認識されている方であっても、体調が悪くなってきてからその原因がストレスだったと気づかれることも多いものです。

上手に眠れなくなったら要注意!

ストレスが原因で体調に影響がでる症状で一番多いのが、「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「どれだけ寝てもスッキリしない」など、睡眠への影響です。
人間にとって「睡眠」は人生の3分の1を過ごすとても大切な時間です。
これらの症状が出た時には、「ちょっと疲れてるのかな?」「リフレッシュしよう」と心にアプローチしてみてください。
次に「疲れやすい」「気持ちが焦る」「イライラしてしまう」「趣味などが楽しめない」「気分が落ち込む」といった主に精神面への影響や、「頭痛」「便秘や下痢」「腰痛」などの身体への影響も、もストレスが原因で起こりやすい症状といえます。

ポジティブに物事を捉えよう

これらのさまざまな体調不良への対処方法は不安要素をポジティブに捉えること。
何かと不安に思うことが多い、いわゆる心配性の方は、物事をネガティブに捉えがちですが、少し考え方を変えてみると、
・細かなことに気づける
・想像力が豊かである
・用意周到である
・責任感がある
・計画性がある
・慎重である
という風に、見る角度を変えることでプラスに捉えることもできます。
なんでもネガティブに考えてしまうのではなく、見方を変えることでポジティブに捉えて、不安な心を手放すようにしてみてください。

なんでも抱え込み過ぎない!手放せるものは手放そう

人は100%で生きています。
何かを始めるときにはプラスの要素「あれをしよう」「これをしよう」ばかりが出てきますが、その前に、減らせること、手放すことを考えることが大切です。
すでに100%で生きていますので、それ以上に物事を抱え込むとどうしてもひずみが生まれてしまうのです。
その減らせること、手放すことで、すぐにでも実践できることが「心」へのアプローチです。
心を整えることは、生きている中でとても大切な分母なのです。
私自身心理学を学び、心理と脳の使い方を学び、人生が大きく変わりました。
不安やネガティブな心や言葉は、その通りに実現してしまいます。そのように脳に指令を出しているからです。
その反面、ポジティブな心や言葉も、その通りに実現してくれます。
心を整えることは、自分自身が幸せであり満たされた状態にすることです。

難しく考えなくてOK。笑顔を大切に

そうは言っても・・・と思われるかたに、簡単にできる方法をお伝えします。
ポイントは「笑顔」です。
笑うことの重要性は医学的にも立証されていて、しあわせホルモンと呼ばれるエンドルフィンやセロトニン、モチベーション維持に働くドーパミンなどが分泌されることが分かっています。
その効果とは、幸福感が増すことやポジティブな気持ちになれることだけでなく、免疫力アップや自律神経を整えたりと体調への影響もあることが報告されています。
そんなにいきなり笑えない、と思われるかもしれませんが、口角を上げたり目を細めたりして、笑顔を作るだけでも、脳は「笑っている」と認識してくれるそうです。
新生活で楽しく生活している自分を想像しながら、笑顔で過ごすことを実践してみてください。

執筆者

庄野晴美

COCOHARELISS(ココハレリス)のコンセプトは、一人ひとりに親身に寄り添うこと。
家庭、仕事、介護と慌ただしい日々を送る中で、子育てにつまづいたり、人間関係に悩みうつ病と診断された過去もありました。そんな私だからこそ、これまでの経験を生かして、子育てや仕事、人間関係で悩んでいる方のお役に立ちたいと思い、今までの経験や学んだ知識でコーチングとカウンセリングの二本立てで、サポートさせて頂いています。

COCOHARELISS
https://cocohareliss.com/

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