ダイエットは脚のケアから!脚痩せには立ち方の見直しが大切です!

痩せるのが難しい部位のひとつ、脚。
でも、すらりとした脚って憧れますよね。
実は、脚痩せにはコツがあった?!
今回は、日本コアコンディショニング協会副会長の石塚利光さまにお話を伺いました。

がんばって痩せようとしなくてもOK!脚のケアから始めるダイエット

ダイエットと聞くと、食事制限や激しい運動を思い浮かべる人が多いでしょう。
むくみやセルライトのケアのために痛いマッサージをがんばっている方もいるかもしれません。
しかし、がんばって痩せようとしなくても「脚のケア」から始めることで、自然と代謝が上がり、痩せやすい体を作ることができます。
今回お伝えしたいポイントは「足のアーチ」です。
前提として、体質により脂肪のつきやすさは異なります
人それぞれ体質があり、脂肪がつきやすい人もいれば、つきにくい人もいます。
その中で、比較的ふくよかな体型の人には共通点が見られることがあります。
それが「足のアーチ」の有無です。
足のアーチとは、いわゆる「土踏まず」の部分のこと。
このアーチが崩れていると、姿勢のバランスが悪くなり、結果として代謝が下がる原因になります。
通常、姿勢を維持するためには筋肉を使います。
しかし、足のアーチが崩れていると、靭帯や関節に寄りかかるような立ち姿勢となり、姿勢を維持するための筋肉が十分に使われません。
そのため、全身の代謝が低下し、脂肪が燃焼しにくくなるのです。

まずは立ち方から見直そう

では、どうすれば良いのでしょうか?まずは、正しい立ち方を意識することが大切です。
1.太ももを外に回すようにして立つ
アーチの崩れがある人は、骨盤が前傾しやすい傾向があります。
そこで、太ももを外に回す(外旋させる)意識を持つことが重要です。
具体的には、
・足を肩幅に開いて立つ
・つま先の向きを変えず、膝を外側に回すように意識する
・お尻が引き締まるのを感じる
この姿勢をキープすることで、関節でいうと 腰>骨盤帯>股関節>膝関節>足間接>足部の順で影響していき、身体全体のバランスを整えることができます。
立ち方を見直すことは、長期的に有効な改善効果が期待できます。。
また、これを行うことで、骨盤が立ち、自然とお腹にも力が入るため、お腹周りがスッキリ見えるようになります。

2.インソールを活用してアーチを作る
足のアーチが崩れている場合、直接サポートするのも有効です。
その方法の一つが、インソール(中敷き)の活用です。
インソールを使うことで、足部のアーチを正しい形にサポートし、姿勢を改善できます。
先ほどの骨盤の順と逆に足元のバランスが整うと、自然と膝、股関節、骨盤の位置が正しくなり、体全体の歪みを防ぎます。
どのようなインソールを使えばいいかわからない方は、専門家にご相談ください。

プラス、体幹ケアで姿勢を整えよう

もちろん、上記の方法だけでも効果は期待できますが、日々の生活の中での体幹ケアをおこない、体幹の機能を改善させるとより効果的です。
姿勢が崩れていると、腹筋や背筋までも正しく使えず、代謝が低下してしまう可能性があります。
特に、腹横筋や骨盤底筋を使えるようになると、姿勢が安定し、ぽっこりお腹の解消にもつながります。
体幹ケアは根本ケアです。
是非、日ごろから意識して、体幹ケアを習慣化させましょう。

まとめ

痩せようと頑張る前に、まずは脚のアーチを整えることから始めましょう。
足元のバランスが整うことで、自然と姿勢が良くなり、代謝もアップします。
日常生活の中で立ち方や歩き方を見直し、インソールを活用することで、無理なく健康的なダイエットが可能になります。
まずは、正しい姿勢を意識し、体幹を整えることから始めてみましょう。
ダイエットは無理をしなくても、日々のちょっとした意識の積み重ねで効果が出てくるのです。

執筆者

石塚 利光
国内最大規模の運動指導者団体 日本コアコンディショニング協会 副会長
ペンシルベニア州立カルフォルニア大学大学院 修士号 / 元福岡大学教員

アメリカンフットボール USAチーム、プロバスケットチーム「名古屋ファイティングイーグルス」(Bリーグ)、プロ女子バレーボールチーム「クインシーズ刈谷」(Vリーグ)、空手形日本代表本 一将選手…など、トップアスリートへの指導実績多数
日本コアコンディショニング協会では副会長として運動指導者への指導やストレッチポール(R)などの体幹ケアツールの使用方法を監修。
また、株式会社LPN「アシスティック(R)」は元水泳日本代表トレーナー、現ウエイトリフティング日本代表トレーナーの桑井太陽氏と共同開発をおこなうなど、トレーニングアイテムの開発にも従事している。

体幹ケア
https://taikancare.com/

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