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クーラー病でだるい、肩がこる…。夏は体を冷やす要素がたくさん!夏の冷え対策について

クーラーの効いた部屋、氷を浮かべた冷たいドリンク、かき氷にアイスクリーム…
現代を生きる私たちには、夏を快適に過ごせるアイテムがたくさん!

しかし、その代償ともいえる問題が“夏の冷え”。

「この暑いのに冷え?!」と思われるかもしれませんが、夏の冷えに悩まされている方は多いのです。
なんだか体がだるい、肩こりや腰痛があるなど、体調がイマイチという方は、夏の暑さのせいではなく、夏の冷えが原因かもしれません。
今日は“夏の冷え”についてお話ししたいと思います。

快適な生活の代償?!クーラー病って?

私たちの体には、暑さや寒さに対応して体温を一定に保つ働きがもともと備わっています。この働きをコントロールしているのが、自律神経です。
ところがクーラーで体が冷え過ぎたり、クーラーのきいた部屋と暑い外を頻繁に出入りしたりしていると、自律神経がうまく働かなくなってしまいます。
これによって、いわゆる「クーラー病」と呼ばれている、手足の冷え、頭痛、体のだるさ、肩こりや腰痛、便秘、下痢、肌あれといった様々な症状が出ることがあります。

「最近疲れやすいから、夏バテかな?」と思い、食欲がないからと冷たいものばかりを飲食したり、快適だからとクーラーをガンガンかけたりしていませんか?
体を冷やすと、ますます症状が悪化してしまいます。

夏の冷えを防ぐ対策5つ!

では、クーラー病を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか?
最も大切なのは体を冷やしすぎずに温めること。
最近は「温活」なんていう言葉があるように、体を温めることの大切さが指摘されています。
体温が1℃下がると免疫力が30%も低下するという恐ろしいデータもあります。
男性と比較すると脂肪が多く筋肉の少ない女性はもともと冷えやすいといえます。
夏であっても、体を温める工夫をしましょう!

◎クーラーと賢く付き合おう!
節電と謳われる現在、設定温度を18℃で使用している方はほとんどいないと思いますが、商業施設やオフィス、電車の中などは、クーラーが効き過ぎている場合があります。
こんなとき、活躍してくれるのが羽織りもの(カーディガンやストールなど)と靴下です。
東洋医学では、首・腹部・足首を温めることが重要だといわれています。
冷えを感じた時は、この3点をしっかり温めるようにしましょう。

◎体を温めるものを摂ろう!
暑い日が続くと、ついつい冷たいものがほしくなってしまうもの。
しかし、クーラーで外から体を冷やし、さらに冷たいもので中からも冷やしてしまうのは良くありません。
一回の食事のうち、ひとつは温かいものを摂るようにしましょう。
ショウガ(これからの季節にピッタリ!風邪予防や冷え症改善・免疫力向上など女性には嬉しい食材は『生姜』)を使ったメニューもおススメです。
アイスクリームやかき氷は本当に美味しいですが、食べ過ぎに注意!

◎お風呂にしっかり入ろう!
暑いからといってシャワーで済まさず、湯船につかって体を温めましょう。
この季節に湯船に入るのは躊躇する、という方は、クールタイプの入浴剤やハッカ油などを上手に使用すると、夏でも快適に入浴することができますよ!

◎たまには運動をしよう!
炎天下の中のランニングやスポーツは、普段から運動をしてない人にとっては、かえって体にダメージを与えてしまいますが、軽いウォーキングやストレッチなどで軽い汗をかくことはとても大切です。
夏休み中の子供たちに合わせて、一緒にラジオ体操をしてみるのもいいかもしれません。
運動をおこなうときは、こまめな水分補給を忘れずに!

◎ぐっすり眠ろう!
自律神経のバランスを整えるためには、きちんとした睡眠が大切です。
この時、いくら寝苦しいからといって一晩中クーラーをつけっぱなしというのはやめて、タイマーの機能を上手に利用してくださいね。
良い睡眠をとるためには、ぜひこちらを参考にしてください(眠いのに眠れない…!不眠対策の5つのポイント~)。

いかがでしたか?
暑い夏とはいえ、現代は体を冷やす要素がたくさん!
冷えは「百害あって一利なし」です。
体を冷えから守りつつ、暑い夏を乗り越えましょう!

[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

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