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前回は、髪が受けているダメージについてお話ししました。
今回は、そのダメージから髪をどのように守ればいいのかご説明したいと思います。

パーマやカラーをするうえで気を付けたいこと

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パーマやヘアカラーをおこなう際のダメージについては前回お話ししたとおり。
やはり、残念ながらノーダメージ……というわけにはいきません。
しかし、イメージを変えようと思い、美容室へ……せっかくなので「髪型を変えて色も変えたい!パーマもカラーもしたい!」と思われる方も多いでしょう。
パーマとカラー、同時におこなっても良いのでしょうか?
カラートリートメントやヘアマニュキュアではない、脱色を伴う永久染毛の場合、やはりパーマとの同時の施術はおすすめできません。
カラーもパーマも毛髪内で酸化・還元反応をおこなうものなので、同時にすれば2重にダメージを受けることとなり、損傷の程度は単独でおこなうときよりもかなり大きなものとなります。
パーマもカラーも、頭皮や毛髪を傷める作用の強い酸化・還元剤を使用するので、連続使用は避け、できるだけ1週間以上あけておこなうようにしましょう。
この場合、パーマを先におこなってからカラーリングをする方がおすすめです。
なぜなら、せっかく好きな色にカラーリングしても、その後パーマをかけた場合、パーマ剤に含まれる酸化・還元剤によって、変色してしまう可能性があるからです。
また、これらの薬剤によって毛髪内には、ダメージヘアの指標のひとつであるシステイン酸が生成されてしまいます。
システイン酸が増えたダメージヘアでは、パーマがキレイにかからなくなってしまう可能性あるので、両方したいときは先にパーマをかけ、1週間以上あけてからカラーをおこなうようにしましょう。
染ムラを染め直すときや、パーマのかけ直しなどをおこなう場合も同じです。
連続施術は避け、1週間以上あけるようにしましょう。
カラーやパーマをおこなった後は、いつも以上にヘアケアに気を配り、コンディショナーやトリートメントなどのケアを怠らないようにしてくださいね。

普段のヘアケアで気を付けたいこと

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最も大切なのは、日常のシャンプーを正しくおこなうことです。
①ブラッシングでもつれをとき、埃を落とす
※無理な力をかけないよう、やさしくていねいに。
髪を強く引っ張ると、髪だけでなく毛根や地肌にもダメージを受けてしまいます。
髪が長い方は一気に根元から毛先までブラッシングするのではなく、「毛先のみ→中間から毛先まで→根元から毛先まで」と分けておこなうとよいでしょう
②予洗い(しっかりお湯で洗う)
③シャンプーは原液を頭皮につけないよう、できるだけ泡立ててから
④髪同士をこすり合わせるのは厳禁、頭皮をやさしく洗う
⑤すすぎはきちんと、生え際などに流し残しがないように
⑥コンディショナー・トリートメントはていねいに塗布し、しっかり流す
⑦タオルドライをやさしく、しっかりおこなう

※濡れているときはダメージを受けやすい状態!タオルでこすらないよう、髪を包み
込むように押さえます。
びしょ濡れの髪にドライヤーをかけるとダメージが進むので、水分はタオルでしっかり取りましょう。
⑧ドライヤーを使うときは高温になり過ぎないように
※しっかりタオルドライした髪を、手ぐしでざっと全体を乾かしてからブローをおこないます。
ドライヤーを髪に近づけすぎないようにしましょう。熱からのダメージを防ぐ効果のあるヘアオイルやブロー剤を使用してもOK。
普段のケアをきちんとおこなうことが、美髪への近道です。
面倒だから……とおざなりにしてしまうと、後々後悔してしまうかも!
また、この時期気になるのが紫外線です。
紫外線は、ダメージを与えたり、カラーを褪色させたりと髪にも影響があります。
まずは紫外線を髪に浴びないようにすることが大切です。
日傘や帽子を活用しましょう!

毛髪は、死んでしまった細胞です。
一度ダメージを受けると、元どおりになることはありません。
例えば60cm程度のロングヘアの場合、のびるのに4年以上かかる計算となり、毎日シャンプーすると仮定すると、毛先部分に関しては1,500回近くシャンプーされていることになります。
そこにパーマやカラー、季節ごとに紫外線や乾燥、静電気といったさまざまなダメージが降りかかる髪は、キレイな状態を維持するのがいかに大変か、日々のケアがいかに重要かわかりますね。
せっかく伸ばしたのに、「もう、切るしかない」なんて状態にならないように、日々のケアに努めましょう!
[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

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