表裏一体?!酸化と糖化はこうやって防ぐ!~糖化について⑥~

15.12.31UP

糖化を防ぐ=酸化も防ぐ?!アンチエイジングの敵は、似たもの同士だった?!

酸化と糖化。
どちらも美容や健康を脅かす、天敵とされていますが、気を付けるべきはどちらなのでしょうか?
今日は、酸化と糖化の関係と、そこから見えてくる対策についてお話ししたいと思います。

2つは切っても切れない関係?!酸化と糖化

抗酸化に抗糖化、どちらもアンチエイジングを考えるうえでとても重要なファクターです。
ここで酸化と糖化について簡単におさらいしましょう。

●酸化:呼吸で取り込まれる酸素の一部(2%程度といわれています)が活性酸素に変化し、細胞膜や遺伝子を傷つけてしまうこと
●糖化:体内の糖分がたんぱく質と結合して糖化反応を起こしてAGEsという異常なたんぱく質を生成してしまうこと

どちらも、酸素と糖という私たちが生きていくうえで重要な2つがキーとなっています。
2つのうち、どちらがより美肌や健康に重要ということはありません。
なぜなら、糖化反応は酸化により促進され、酸化反応も糖化により促進されてしまうからです。
複雑な糖化反応においてできた糖化生成物は、酸化という過程を経てAGEsとなります。
また、体内にあるSODなどの抗酸化酵素はさまざまなたんぱく質でできています。
糖化により、これらのたんぱく質が変性すると、抗酸化力が失われたり、抗酸化酵素がつくれなくなったりしてしまいます。
そのため、酸化は糖化反応を促進させてしまいますし、糖化は酸化を促進させてしまうのです。
このように、酸化と糖化は表裏一体。
美容とアンチエイジング、それから健康にとっても最強最悪のタッグといえます。
このタッグをなんとか抑えるために、私たちにできることはどのようなことでしょうか?

実はソックリ!酸化と糖化の対策

合わせ鏡のような酸化と糖化ですが、対策方法も似ています。
以前、抗酸化についてお話しした際にあげた6つのポイントは、糖化対策にとっても有効なので、少し加筆してご紹介したいと思います。

○激しい運動をし過ぎない
適度な運動はむしろ望ましいです。急に激しく動くことを避けましょう!
特に食後1時間は血糖値が上昇する時間です。
このときに軽い運動をすることで、血糖値の上昇を抑えることができるので、10~20分程度のウォーキングなどで体を動かしましょう。

○体を清潔に保ち、規則正しい生活を送る
必要以上の活性酸素を発生させないように、そして体内の酵素(SODやOPH)の働きをアップさせましょう。
しっかりと睡眠をとる人の方が、体内のAGEsが少ないとの報告もあります。

○ストレスをためすぎない
自分に合ったリフレッシュ方法を見つけましょう。
特に、ストレス解消には甘いものがいちばん、という方は糖質の過剰摂取に注意が必要です。

○暴飲暴食を防ぎ、栄養バランスを考えた食事を摂る
食べる順番(野菜(食物繊維)→肉・魚(たんぱく質)→ご飯・パン(糖質))に気を付け、糖質やAGEs(高糖質・高たんぱく・高温によって発生)の摂りすぎに注意!
血糖値の急な上昇を避けるためにも、ゆっくり、よく噛んで食べましょう。
野菜やフルーツ、発酵食品、お茶類などは抗糖化作用・抗酸化作用が高いものが多いので積極的に取り入れましょう。
飲酒については、アルコール自体はブドウ糖にならないため血糖値を上げる作用はありませんが、分解されてできるアルデヒドが糖化に影響を与えるため、適度にとどめましょう。

○太陽光をうまく防御する
紫外線は、酸化だけでなく糖化にも悪影響を及ぼします。
また、最近の研究により、太陽光の半分を占める近赤外線にはお肌の糖化を促進させることがわかっています。
そのため、紫外線だけでなく近赤外線も遮断できる日焼け止めや化粧品も開発されています。
このような商品や、日傘・帽子などを使って、うまく防ぎましょう!

○サプリメントなどの健康食品を活用する
忙しい現代、バランスのとれた食事が良いことはわかっていても、毎日続けるのは難しい…という方も多いかと思います。
抗酸化や抗糖化素材をうまく組み合わせたドリンク・サプリメントなどもあるので、自分に合ったものを上手に使いましょう。
がんばりすぎないことが、ケアを長続きさせるコツなのです。

酸化と糖化は、老化対策を考えるうえでの2大テーマといえます。
どちらも、完全に避けることはできませんが、毎日のちょっとした工夫で、その影響を最小限に抑えることはできるのです。
10年後、20年後の自分のため、できることから始めてみませんか?
(キレイ研究室 研究員:船木)

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