【大人の数学パズル】この中に嘘つきは何人いる?頭の体操をしてみませんか?

解けそうで解けない?!
数学パズルで、頭の体操をしてみませんか?
忙しい日々の、ちょっとした気分転換にもおすすめです。

嘘つきパズル!この中に嘘つきは何人いる?!

問題
森の中で、10人の妖精が手をつなぎ、輪になって踊っています。
10人の妖精の中には、正直でやさしいフェアリーと、嘘つきでいたずらっ子のピクシーが混ざっていますが、見た目では区別がつきません。

「あなたが手を繋いでいる相手は、ピクシーですか、それともフェアリーですか?」

と聞くと、10人全員が「ピクシーだ」と答えました。

質問に、フェアリーは必ず正直に、ピクシーは必ず嘘で答えるとすると、この中にピクシーは何人いますか?

ヒントが知りたい方は下に!

ヒント
10人のうち1人をフェアリー(ピクシーでも可)と仮定して図に書いてみよう!
輪になった10人の妖精をA~Jとします。

ヒントにもある通り、10人(A~J)のうち1人をフェアリーだと仮定してみましょう。
ここから答えを導き出せるかな?

答えは解説の下にあります!

解説
輪になった10人の妖精をA~Jとします。

ヒントにもある通り、10人(A~J)のうち1人をフェアリーだと仮定してみましょう(フェアリーはピンクとします)。
Aがフェアリーだとすると、手を繋いでいるのは「ピクシーだ」とのことなので、BとJはピクシーであることがわかります(ピクシーはブルーにします)。

すると、Bが「ピクシーだ」と答えた相手(AとC)はフェアリーということになります。
続いて、フェアリーであるCが手を繋いでいる相手(BとD)はピクシーになります。

つまり、10人の妖精たちは、フェアリーとピクシーが交互に並んでいることになるのです。

そのため、フェアリー・ピクシーともに5人ずつになりますね。
※最初にAをピクシーと仮定すると、BとJがフェアリーとなり、最終的に全てのフェアリーとピクシーが入れ替わりますが、交互に並んでいるのは同じなので、答えは同じになります。

答え:

5人

嘘つきと正直者を探す問題。

皆さまもクイズの本などで目にしたことがあると思います。
意外かもしれませんが、このようなパズルは数学として扱われ、受験などに出題されることも。
確かに、仮定をして、矛盾がないところまで導くという、論理的な思考に基づいた考えが数学的ですよね。
嘘つきパズルを解くポイントは、登場人物の1人を正直(もしくは嘘つき)と仮定して、場合分けしていき、矛盾が出ないパターンを探していくこと。
変化球としては、正直者(100%正直に答える)・嘘つき(100%噓をつく)に加え、普通の人(50%の確率で嘘をつく)が混ざることも。
この場合も、普通の人が嘘を答えた場合と正直に答えた場合というパターンを分けると、回答にたどり着けると思います。
複雑な問題は、パターン分けを表にまとめながら解くと、抜けが少なくなり、解きやすいですよ。

いかがでしたか?
疲れた脳にちょっと刺激を与え、リフレッシュする数学パズル。
楽しんでいただけるとうれしいです。

[執筆者]

船木 彩夏
化粧品メーカー研究員

[出演情報]
2023.12.2 TBSラジオ:井上貴博 土曜日の「あ」

<資格>
・サプリメントアドバイザー
・健康管理士一般指導員
・健康管理能力検定1級

[監修]キレイ研究室編集部

関連記事一覧