【スキンケア編】春までにキレイになりたい!短期間で効果を出すにはどうすればいい?お手入れのポイントについて安藤かおり先生にお伺いしました。
4月から新しい年度がスタートし、環境が大きく変わる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新生活の前に、新しい季節とともにキレイになりたい!という方も多いと思います。
今回は、肌をキレイにしたい方へのアドバイスを、あんどう歯科・美容ヒフ科の安藤かおり先生に伺いました。
短期間で肌にキレイにするなら、「正しい洗顔」
肌をキレイにするには、毎日の洗顔がとても重要です。
洗顔には余分な皮脂や化学物質やほこり、花粉など肌にとって刺激になるものを落とす役割があります。
汚れをそのまま放置しておくと、雑菌の繁殖や皮脂の酸化により、ニキビや肌荒れなどが起きやすくなってしまいます。
また、肌に古い角層を溜めてしまうとシミやくすみの原因となります。
正しい洗顔をすることで、新しい角層と置き換わる「ターンオーバー」をサポートし、肌を良い状態にもっていくことが大切です。
洗顔には毛穴につまった皮脂や角層を取り除き、化粧品の美容成分の浸透力を高める役割があります。
美肌ケアには保湿成分や美容成分が含む化粧品のケアが欠かせません。
しかし、必要以上に洗顔しすぎると、肌のバリア機能を果たす皮脂が足りなくなり、乾燥する原因になってしまいます。
正しい洗顔とは?
洗顔のポイントは、肌に負担をかけず汚れをキレイに落とすことです。
方法が間違っていると汚れが落ち切らない上、肌に負担がかかりトラブルの原因となることがあります。
1)洗顔料を泡立てて、摩擦フリーに
洗顔時に摩擦で肌を痛めないよう、まずは洗顔料をしっかりと泡立てましょう。
手で泡立てるのが難しい場合、泡立てネットを使用したり、泡タイプの洗顔料を使用するのがおすすめです。
2)Tゾーンから洗う
皮脂が多く分泌される額と鼻のTゾーンから洗顔することをおすすめします。
Tゾーンに泡をのせ、両手でくるくると泡を肌に乗せるイメージで洗いましょう。
その後、頬の広い部分、あごの順で洗うと良いです。
皮膚が薄く刺激に弱い目元や口元は最後に泡でさっとひとなでする程度にしましょう。
3)ていねいに洗い流す
洗い終わったら、泡が残らないようにぬるま湯でていねいに洗い流しましょう。
洗顔料が肌に残ってしまうと肌荒れの原因となります。
洗い流す際も、決して肌を擦らないよう意識することがポイントです。
4)タオルで水気を拭き取る
洗い流した後は吸水性の高い清潔なタオルで水気を拭き取ります。
ゴシゴシすると肌に負担がかかるため、タオルを肌にのせ、軽く抑えるように水分を吸い取りましょう。
肌のタイプや状態に合わせて洗顔料を選ぶ
洗顔料を選ぶ際は、基本的に汚れを落とすことを優先して問題ありません。
その上で、ニキビ専用のものを選択したり、肌が乾燥している場合は洗浄力がマイルドで、保湿成分が入っているものを使用すると良いでしょう。
アトピーや敏感肌の方は皮膚科を受診し、どの洗顔料が合っているか医師に相談することをおすすめします。
いかがでしたか?
美肌を考える上で、洗顔はとても重要なのですね。
摩擦に気を付けて、ていねいに洗う習慣を身に付けたいですね。
春は肌が揺らぎやすい時期でもあります。
肌を労わって、新しい季節を美肌で迎えましょう!
[執筆者]
安藤かおり先生
皮膚科専門医
名古屋大学卒業後、初期研修を得て名古屋大学医学部皮膚科に入局。
その後、総合病院の皮膚科に従事し、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医を取得。
2023年に愛知県名古屋市であんどう歯科・美容皮フ科を開院。
シワ・たるみやシミなどの治療をおこない、患者様の美を保つサポートをしている。
ヒアルロン酸注入やボトックス注射が得意。
あんどう歯科・美容皮フ科
https://ando-db.jp